「なぜヤジが飛ぶのか…」 ベンゲル監督が移籍騒動に揺れたサンチェスの“火消し”に躍起

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後半30分に登場も、ホームのファンからブーイングが浴びせられる場面も…

 アーセナルはプレミアリーグ第2、第3節で連敗し、早くもアーセン・ベンゲル監督への不満が高まっていたが、現地時間9日に行われた第4節のボーンマウス戦で3-0の快勝を飾った。

 ただ、ホームのエミレーツ・スタジアムには今夏移籍騒動に揺れたチリ代表FWアレクシス・サンチェスへのヤジが飛び、指揮官が火消しに躍起になったという。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

 3-0と大きくリードを奪いながら、本拠地が不穏なムードに包まれたのは後半30分以降のことだった。この日2ゴールを決めたイングランド代表FWダニー・ウェルベック、追加点のフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットの2枚替えでフランス代表FWオリビエ・ジルーとサンチェスが投入されたが、サンチェスに対しては厳しい声が多く飛んだ。

 理由は、サンチェスが今夏の移籍市場でマンチェスター・シティへの加入が内定していたからにほかならない。同局によれば、最終的には破談となったが、この経緯を知っているファンの数人はブーイングを浴びせたのだという。この事態に心を痛めたのは残留をこいねがっていたベンゲル監督だった。

「きっとファンの信頼を勝ち取るはずだ」

「アレクシス・サンチェスはきっとファンの信頼を勝ち取るはずだし、それはあっという間のはずだ。我々はそういった反応する人々の反応を受け入れるほかないが……。私はなぜヤジが飛ぶのか分からない。人々を引きつける最善の方法は、パフォーマンスを見せることなのだから」

 ベンゲル監督はサンチェスのメンタルを保つ狙いもあって、「試合後に私は彼と会話したが、不幸せな様子はなかった。得点はしたかっただろうけどね。態度について解釈することは、常に危うさが残る」とくぎを刺している。UEFAヨーロッパリーグ、そしてリーグ戦での巻き返しに向けてサンチェスの活躍は必須なだけに、指揮官はなんとかファンに向けて理解を求めている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images