去る9月3日、秋篠宮家の長女・眞子さまと、法律事務所勤務の小室圭さんの婚約が皇室会議で内定した。二人は国際基督教大学(ICU)の同級生で、5年前よりおつきあいを始め、2013(平成25)年に小室さんからプロポーズしたと、婚約内定後の記者会見で明かした。

 きょう9月11日は、眞子さまの母親で、秋篠宮妃の紀子(きこ)さまの51歳の誕生日である。振り返れば、紀子さまも、秋篠宮さまとやはり大学(学習院大学)で知り合って交際を始め、結婚している。お二人の婚約が決定したのはいまから28年前、紀子さまの23歳の誕生日の翌日(1989年9月12日)のこと。翌90年6月29日には結婚の儀が行なわれ、秋篠宮家が創設された。


2011年「日本子ども学会」のシンポジウムに出席された紀子さま ©共同通信社

 紀子さまは大学時代、学内の書店で初めて会った秋篠宮さまから、各地の文化や自然を楽しむことを目的としたインター・カレッジのサークルに誘われ、活動をともにするうち交際に発展したという。婚約決定当日の記者会見では、秋篠宮(当時、礼宮)さまについて「生物をかわいがり、魚類を熱心に研究してらっしゃるお姿に強くひかれました」と語った。紀子さまの父で学習院大学経済学部教授(当時)の川嶋辰彦氏は、娘の結婚を前に、かつて家族と毎年夏に山でキャンプをし、昆虫採集などを楽しんだ思い出を手記につづっている(『文藝春秋』1990年8月号)。子供のころから自然に親しんでいたことが、紀子さまが秋篠宮さまと関係を深めるきっかけになったともいえる。


2006年にはご懐妊を報じる号外が配布された ©共同通信社

 紀子さまは結婚後、1991年10月23日に長女・眞子さま、94年12月29日に次女・佳子(かこ)さま、2006年9月6日には長男の悠仁(ひさひと)さまをご出産された。現在、日本赤十字社の名誉副総裁のほか、結核予防会の総裁も務め、2013年には「結核予防の意識と行動について:結核予防婦人会講習会参加者・女子大学生の調査より」という論文で、お茶の水女子大学より博士号(人文科学)を授与されている。

(近藤 正高)