女子大はなぜ凋落したのか、25年で偏差値最高74から65へ

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『週刊ダイヤモンド』9月16日号の特集は「35年の偏差値と就職実績で迫る 大学序列」です。全96ページで大学序列の変貌と実態を明らかにしました。

「津田の東の本女(ぽんじょ)には、セイント・フェリスの泉あり。大妻・実践・共立の昭和女の白百合は武蔵野跡に咲き乱れる」

 この一文は、かつて大学受験生向け月刊雑誌「受験螢雪時代」の編集長を務めた代田恭之が作った女子大くくりだ。

 くくられているのは津田塾大学、東京女子大学、日本女子大学、聖心女子大学、フェリス女学院大学、清泉女子大学、大妻女子大学、実践女子大学、共立女子大学、昭和女子大学、白百合女子大学、武蔵野女子大学、跡見学園女子大学の13校である。

 これらの大学、親世代には難易度も人気も高いブランド大学というイメージがあるかもしれない。だとしたら、現代受験事情を知る者、子供世代の認識とずいぶんなギャップがある。

 冒頭の一文の最初に出てくる津田塾は、私立女子大の最高峰。昔は「女の東大」とまで呼ばれた。同大学芸学部の1992年の偏差値は74。早慶上智に準ずる位置にいた。

 ところが2017年は65。92年から9ポイントと大幅に下落した(「進研模試」を基に算出したベネッセコーポレーショのデータによる)。「MARCH」(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)レベル、あるいはその下になってしまった。

 津田塾ばかりが落ち込んだわけではない。トップ群の東女も、92年に70(文理学部)あったものが17年は64(現代教養学部)で6ポイント下落している。

 大学受験を市場として捉えれば、マーケットは広がっていたはずだ。87年から17年までの30年で男子の大学在籍者数が17万人増であるのに対し、女子の大学在籍者数は78万6000人も増えている。女子の進学率が急伸したからだ。

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