渡部恒三・元衆院副議長(左)から縁起物の「起き上がり小法師(こぼし)」をもらい、激励される民進党の前原誠司代表=10日、福島県会津若松市、岡本智撮影

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 長い政治生活の最後に前原内閣をつくったと言って、喜んで死んでいきたい――。民進党の前原誠司代表は10日、福島県会津若松市の渡部恒三・元衆院副議長(85)の自宅を訪れ、二大政党制を目指した大先輩からこんな激励を受けた。

 渡部氏は2012年に80歳で衆院議員を引退するまで、中選挙区時代から14回連続で当選。政権交代可能な二大政党制をつくろうと、1993年に小沢一郎・自由党代表らと自民党を離党。この年の非自民連立政権樹立に貢献し、旧民主党では最高顧問を務めた。

 渡部氏はこの日、地元の伝統工芸品で、何度倒しても起き上がる「七転八起」を象徴する縁起物の「起き上がり小法師(こぼし)」を前原氏に贈った。代表就任から苦労続きの前原氏に「国民から期待され、『前原内閣つくるぞ、前原やれ』って言われるようにならなきゃダメだ」と助言し、「オレの生きているうちに前原内閣をつくれ」と励ました。

 前原氏は面会後、記者団に「二大政党制、政権交代を実現してくれという力強い言葉をいただいた」と述べ、気持ちを新たにした様子だった。(岡本智)