「気になる男子と顔を合わせたり、ふたりきりになると、なにを話せばいいのかわからなくなり、緊張して頭が真っ白になって、余計なことを口走ってしまいます。どうすればいいのでしょうか」

今回はこのご相談にお答えしたいと思います。

■緊張するクセをなおさなくても、彼とつきあえる可能性はある

緊張するクセをなおさなくても、彼とつきあえる可能性はある、ということを、まずは知っておくといいように思います。

つまり彼の前で緊張したり、余計なことを口走ったりするあなたのことを、彼が「かわいい」と思ってくれて、かつ「こんなかわいい女子とつきあいたい」と思ってくれて、かつ告白してくれたら、万事OK、ということでしょ?
こんなおいしい話って、ホントにあるのか? あるんですね。これが。

あなたが彼の前で緊張するだけで、彼にはあなたの好意が100%伝わっています。余計なことを口走ってしまったら、きっとあなたは後悔すると思いますが、彼は「めっちゃ緊張してるやん、そんなにおれのことが好きなの?」と、これまた好意の上塗りみたいになります。

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つまり緊張していることが相手に伝わってしまう、というのは、もうそれだけで彼にとっては「脈ありサイン」だということ。

脈ありサインについては、ネット上に山のように情報があります。いわく「ボディタッチせよ」、いわく「チラ見せよ」など。

でも、そんなあざといことをせずとも、彼の前で無意識的に緊張するだけでサインになっているし、それはほかのどのようなサインよりも、確実に相手に伝わるサインであり、かつ、誠意のあるサインです。

なので、緊張するじぶんをどうにか改善したい、と思う必要はない、と言えます。が、それではきっと物足りない答えに感じると思うので、どうすれば緊張せずにすむのか? について、最後に触れておきます。

■どうすれば緊張せずにすむのか?

ステージで演奏するプロの音楽家のなかにも、すっごい「緊張しい」の人がいるそうです。

そういう人は、たとえばフルート吹きであれば、音がかすれます。練習のときはあんなに朗々と吹いていたのに、ステージに立つと、素人みたいに音がかすれる。

困った、「緊張しない方法」というタイトルの本を読まなくっちゃ! と思い、本を読み、そこに書かれてあることを実践したそうです。が、どの方法もうまくいかなかった。

では彼はどうしたのか?

彼はフルートを捨てて指揮者になりました。指揮者って、舞台に立つと、オーケストラが緊張しているのがよくわかるそうです。

じぶんが「緊張しい」だった彼は、楽団員たちの緊張している気持ちがすごくよく理解できます。だから団員を落

ち着かせる方法も、じぶんで編み出したし、場合によってはさらに緊張させることで、緊張感のある演奏ができ、「チケット即日完売」の指揮者になりました。

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つまり、じぶんの緊張をどうにかしようと思えば、他人の緊張状態をよく観察して知りなさい、ということ。

あなたは「わたしは緊張する」と言いますが、彼だって緊張しているはずなんです。緊張をうまく隠しているだけであって、ホントは緊張しているはずです。

彼の緊張状態をよく観察し、彼をさらに緊張させたほうが関係がうまくいくのか、緊張を取り除いてあげたほうがうまくいくのか、考えてみるといいのです。

「じぶんの」緊張を考えたら、ドツボにハマる問題です。「相手の」緊張について考えるから、緊張しなくなります。つまりむずかしく言えば、自己を客観視できれば、おのずと緊張は、あなたのカラダから離れていってくれます。(ひとみしょう/文筆家)
(愛カツ編集部)