(CNN) シリアで米国の支援を受けて過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」と戦うクルド系とアラブ系の合同部隊「シリア民主軍(SDF)」は9日、ISISに支配されている東部の要衝デリゾールへの攻撃を開始したことを明らかにした。

デリゾールは油田地帯に位置するシリア東部最大の都市で、ISISが「首都」と称する北部ラッカから隣国イラクに通じるルートの中間地点。ISISにとってラッカを上回る重要性を持つとも考えられている。

シリア政府軍は5日、デリゾールの西側から攻め込んでISISの包囲網を破り、市内に閉じ込められていた兵士らと合流したと発表していた。

SDFの作戦は市東部の解放を目指す。ISISは現在も同市の大半を支配し、市内には9万人の市民が残っているとされる。

しかしISISは戦闘員や物資が不足し、逃げ道も封じられた状態。ラッカでもSDFが最近、旧市街に攻め込み、市の3分の2を制圧した。SDFによると、ISISは残った戦闘員の士気を高めるため、デリゾール東郊などへの攻撃を試みているという。