クアドラス(右)の顔面にパンチを当てるエストラーダ (AP)

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 ボクシングのWBC世界スーパーフライ級挑戦者決定12回戦は9日(日本時間10日)、米カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターで行われ、同級3位のファン・フランシスコ・エストラーダ(27=メキシコ)が同級2位のカルロス・クアドラス(29=メキシコ、帝拳)に3―0で判定勝ちし、王者への指名挑戦権を獲得した。

 試合はクアドラスが1回から積極的に手数を出し、主導権を握った。時おりサウスポーにスイッチするなど自分の距離を保ち、ワンツーや左フックでエストラーダを迎撃。3回からエストラーダも圧力を強めて強い右をヒットさせたが、クアドラスは4回に左のダブルを当て、両手を広げて挑発するパフォーマンスを見せた。

 だが、5回にはエストラーダの左アッパーがクアドラスのあごを捉え、いい左フックを入れた。6回もエストラーダがワンツーで見せ場をつくり、クアドラスもボディーから反撃。7回にはエストラーダが左フック、右アッパーから強烈な右を叩き込み、場内はわき上がった。8回はクアドラスが手数とフットワークでさばいたが、終盤にエストラーダが右を入れ、9回もクアドラスの強烈な左アッパーを受けたエストラーダが終盤に攻勢をかけた。

 10回、エストラーダの強烈な右ストレートでクアドラスが尻餅をつくダウン。11、12回とクアドラスは必死に手を出したが、エストラーダも強打とカウンターで流れを明け渡さなかった。採点はジャッジ3人とも114―113の1点差で、リングアナウンサーのマイケル・バッファー氏が勝者をクアドラスと読み上げた瞬間、場内は大ブーイング。しかし、すぐに勝者はエストラーダと訂正され、大歓声が上がった。