メキシコ南部オアハカ州フチタンデサラゴサで、地震で倒壊した建物(2017年9月9日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】(写真追加)メキシコで7日深夜(日本時間8日午後)に発生した大地震の死者は、9日に65人に増加した。被災地ではがれきの下敷きになった遺体の収容が行われ、町中では遺族が悲しみに暮れながらひつぎを運んだ。

 南部のオアハカ(Oaxaca)州とチアパス(Chiapas)州の当局が、新たな遺体発見を受けて死者数を引き上げた。被害が大きいオアハカ州フチタン(Juchitan)では、数百世帯が余震に対する恐怖から家屋に戻れず、屋外に避難したまま一夜を明かした。メキシコ国立地震学サービス(Mexican Seismological Service)の報告によると、余震は721回に上っている。

 フチタンでは9日、食料を求める人々が店先に並ぶ一方、地震の犠牲者の遺族は花や花輪を手向け、最後にひつぎを運んだ。

 エンリケ・ペニャニエト(Enrique Pena Nieto)大統領は「この国で観測された地震としては、少なくとも過去100年で最も強い」と述べ、首都メキシコ市(Mexico City)で1万人以上が死亡した1985年の壊滅的な地震より強かったとの認識を示した。地震学サービスは今回の地震の強さをマグニチュード(M)8.2と推定しているものの、米地質調査所(USGS)は85年の地震と同じ8.1としている。

 一方、ベラクルス(Veracruz)州の州都ハラパ(Xalapa)では、8日に上陸したカテゴリー1のハリケーン「カティア(Katia)」の影響で土砂崩れが発生し、2人が死亡した。カティアはその後勢力を弱め熱帯低気圧になった。
【翻訳編集】AFPBB News