ママ記者が抱っこひもを検証するシリーズ! 今回はスウェーデン生まれのブランド「ベビービョルン」のラインナップから、総メッシュで涼しさ抜群の『ベビーキャリア ONE+AIR』を検証。人気のエルゴベビーやグランモッコとどう違うのか、今すぐチェック!

■ベビービョルンは、世界50カ国以上で愛されるブランド!

北欧・スウェーデンに本拠地があるベビー用品ブランド「BabyBjorn/ベビービョルン」(東京都千代田区/本社:スウェーデン・ストックホルム)は、1961 年設立。バウンサーから始まりベビーキャリア、ハイチェアなど様々なベビー用品を取り扱っている、「本当に役立ち、長く使える丈夫な製品」にこだわり、今では世界50カ国以上で愛されている人気ブランドだ。

育児雑誌の人気ランキングでは”エルゴベビー”が人気を集めているが、近年このベビービョルンの愛用者も増加中。その理由のひとつは、2013年に発売を開始した「ベビーキャリア ONE」(税抜16,800円)。このモデルは、スウェーデン生まれのブランドでありながら日本人の体格にフィットするよう設計されていて、新生児から約3歳まで別売オプションなしで長く使える耐久性が人気を呼んでいる。

 

 

■中でも一番人気は、やっぱりメッシュモデル!

人気モデル「ベビーキャリア ONE」の中でも、一番の売れ筋が今回検証する『ベビーキャリア ONE+AIR(ワンエアー)』(希望小売価格 税抜20,000円・2015年11月発売)! このモデルは”ベビーキャリア One”の魅力をそのままに、日本の高温多湿な気候に配慮した涼しい素材を採用しようとフルメッシュになっている。

確かに真夏の抱っこひもは、親子で汗だくになるほど暑い。保冷剤をいれて、汗取りパッドを入れて、熱中症にならないように水分補給をして…真夏のおでかけはとても大変だ。冬場は冬場で、電車内や商業施設は暖房で汗をかきやすく、抱っこひもの中が蒸れてしまうということも。涼しくて蒸れない、風通しの良い抱っこひもは子育ての強い味方となりそう。

『ONE+AIR』は、本体がポリエステル100%(レッグ用ファスナーカバーのみ綿100%)。しかもメッシュ生地には「エコテックス素材※」を採用している。有害物質やアレルゲン性物質を含まないこの素材は、ただ涼しさを追求するだけでなく安心感も忘れていないことが嬉しい。※繊維製品に対する国際的な安全基準「エコテックス」の認証を取得した素材のこと

 

「ONE」と『ONE+AIR』は3,200円の差があるが、ほぼ同機能で素材の違いによる価格差。あえて選ぶかどうかは賛否両論が予想されるが、抱っこひもの暑さ・蒸れを経験した人なら通気性や快適性は気になるはず。それでは実際に装着して、『ONE+AIR』の魅力を確かめてみよう!

撮影にはおなじみ、新生児サイズの人形「リサ」を使用!

 

 

■『ONE+AIR』は、1本で色々使える!

まず『ONE+AIR』の製品スペックを簡単にまとめると、0カ月〜約36カ月(身長53cm〜100cm)、首すわり前の3.5圈15kgまで使用可能。エルゴベビーの最新モデル「ADAPT(アダプト)」の場合は、付属の新生児用補助ベルトを装着すると身長50.8cm以上の新生児から使用できるが、『ONE+AIR』は何も装着しなくても新生児から使用できるのがポイントだ。

『ONE+AIR』の装着者のウエストサイズは約67cm〜160cmで、抱っこひもの中ではおそらく最も長い腰ベルトだろう。これなら装着者の体格を選ばないし、ジャケットや厚手のニットを着た上からでも余裕で装着できる。

 

使い方は、全部で4way。新生児抱っこ、対面抱っこ、前向き抱っこ、おんぶがこの1つでできてしまう。『gran mocco』の8wayほどではないが、エルゴベビーの「ADAPT」(4Way)と同様に抱っこひもとしての機能は十分に備えていると思える。首すわり前の赤ちゃんを縦抱きすることに抵抗がある人も多いが、『ONE+AIR』の設計上は問題ないらしい。ちなみに新生児を横抱き可能なメーカーとして”アップリカ”があるが、わりと大きめの補助シートの装着が必須となる。

北欧諸国では「おんぶ」はほとんどしないそうで(ベビービョルン公式サイトより)、子どもを背負って両手をフルに使って働こうという日本人ママは、かなりアグレッシブな存在なのかも? そんな育児事情も考慮され、日本人の体格にフィットする専用モデルである「ONE」や『ONE+AIR』はおんぶも可能となっている。

 

しかも、前向き抱っこの途中の状態から背中へくるりと赤ちゃんを移動させられるから便利! おんぶは通常、背中に赤ちゃんを乗せてから前かがみの状態で肩ベルトなどを装着していくため、赤ちゃんがじっとしてくれないとヒヤッとする場面があるので、腰で抱いてから後ろに回せるのはすごく安心できた。

 

 

■通気性もスゴイが、それ以上に実用性がスゴかった!

『ONE+AIR』を実際に手に取ってみると、メッシュ生地とはいえキメが細かく、ざらざらしないというところが好印象だった。風通しは良くても肌触りが悪いのはイヤだと心配していたが、『ONE+AIR』はさらっとした肌触りで、赤ちゃんのほっぺに触れても安心できる素材感。頭も手足もよく動かす1才3カ月の娘に装着したが、嫌がる様子はなく肌触りは問題なさそうだ。

対面抱っこをしてみると、まずその装着方法が他の抱っこひもとは異なりびっくり。エルゴベビーなど多くの抱っこひもは、いったん腰ベルトをつけて赤ちゃんを抱え、そこから肩ベルトを腕に通し背後の留め具をつけるのだが、最後に行う背後の留め具がなかなか難しい。しかし『ONE+AIR』ならフロント部分の生地が全開になるので、最初に腰ベルトや肩ベルトを完全に装着してから、赤ちゃんを乗せてフロントの生地で包み込み、胸の両サイドの留め具をパチンと取り付けるだけ。これがものすごくラク!

 

しかも、肩ベルトは約6cmもあるからしっかりと肩にフィットしてくれる。赤ちゃんの肩の真上に肩ベルトがくるので、これなら補助ベルトがなくても落下しそうにない。補助ベルトがあると安心感は増すが、赤ちゃんのお腹に食い込まないか心配だし、それ自体が熱こもりの原因になることも。やはり、そのままでいいというのはありがたい。

構造的に、まず赤ちゃんは落下しない。

 

そして歩いているうちに感じたのは、エルゴベビーやその他の抱っこひもと比較して肩ベルトがまったくズレ落ちてこないこと! 他の抱っこひもでは、前かがみになったり身体を左右どちらかに傾けたりすると肩ベルトが多少ズレて落ちてくるのだが、『ONE+AIR』の場合はまったくズレずにフィットしていた! 左側の肩ベルトにロゴがあり、娘が興味をひかれて何度もいじるのが気になるものの、肩ベルトがズレないのはおでかけがとてもラクだった。

前向き抱っこができるのが決め手で、ベビービョルン買う人も多いはず。

 

前向き抱っこやおんぶをしても、赤ちゃんと自分の身体がぴったり沿い一体化できている実感があるので、動きやすさも感じられた。中に補助ベルトがない分、娘も手足の自由が利くようでごきげんな様子。ポリエステルや綿に比べてやはり涼しさは実感でき、特に電車内では蒸れにくかったように思えた。

赤ちゃんもご機嫌!(写真は人形です)

 

 

 

■まとめ:『 ONE+AIR(ワンエアー)』は使い勝手が抜群!

『ONE+AIR』を実際に使ってみると、メッシュ生地だから涼しいし、肌触りも意外に柔らかいし、洗濯してもすぐに乾くし…と素材のメリットは確かに感じられた。しかしそれ以上に実感したのが「使い勝手の良さ」だった。

 

肩・腰への負担の少なさで見ると、赤ちゃんの体重を腰ベルト全体に分散してくれるエルゴベビーの方が一歩リードという印象だったが、『ONE+AIR』ならではの肩ベルトのズレなさや抱っこからおんぶへ変更する工程のラクさなど細かい気遣いは魅力を感じた。

 

また、フロント部分を全開にできることで、電車の座席などの狭いスペースでの装着がとてもスムーズにできたのが良かった。1歳を超えると電車内で抱っこひもから出たがるが、他の抱っこひもでは肩ベルトを取らないと子供を出してあげられないので狭いところではあまり着脱したくないのが本音。しかし『ONE+AIR』なら、何の遠慮もなく気軽に着脱できる。このような「また使いたくなる設計」にとても惹かれた。

ひとつ気になったのは、「フード」がないこと。新生児の頃は抱っこひもの中にすっぽり頭が入ってしまうのであまり必要性を実感しないが、6カ月頃からは日よけ用のフードが欲しくなる。他メーカーの抱っこひもの多くにこの日よけフードが付属しているので、『ONE+AIR』にもフードがあればと残念に思った。今後のリニューアルに期待。

 

ベビービョルン【日本正規品保証付】 ベビーキャリア ONE⁺ Air シルバー 093104

 

スウェーデン生まれのベビービョルンの『ベビーキャリア ONE+AIR』のカラーは全7色で、シルバー、ブラック、ブラウン、ダークブルー(アカチャンホンポ限定)、ブラック レッド(トイザらス限定)、Airアンスラサイト(アカチャンホンポ限定)、Air ココア。全国のトイザらス&ベビーザらス、赤ちゃん本舗などベビー用品専門店をはじめ、主要百貨店、Amazonなどオンラインストアでも発売中。