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Q:8月の輸入車の販売をとくに牽引したカテゴリーは?

text:Naojiro Onuki(大貫直次郎)

外国メーカーの新規登録台数、2カ月ぶりにプラス。M・ベンツ、30カ月連続トップ

輸入車の新車販売は上昇に転じた。8月の外国メーカー車の新規登録台数は、前年同月比5.5%増の2万878台と2カ月ぶりの前年超え。日本メーカー車含でも同2.7%増の2万4156台と、2カ月ぶりにプラスを達成した。登録車に占める輸入車のシェアは、8.9%と高いレベルを維持する。

輸入車市場の動きに関してJAIA関係者は「8月の外国メーカー車の販売は好成績をキープするメルセデス・ベンツやBMWなどに加え、フォルクスワーゲンとアウディも前年実績を上回った。価格帯別では400万円以上1000万円未満が前年同月比14.8%増と好調を維持。ボリュームゾーンの400万円未満も同4.2%増のプラスに転じる。1000万円以上は一服感があり、同4.2%減とマイナスを記録した。カテゴリーではSUVモデルの需要がとくに高く、インポーターとしても精力的にラインナップを充実させている」と解説。

A: SUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)のカテゴリー

コンパクトクラスから大型クラスまで、主要ブランドが積極的にラインナップを拡充し、受注も好調に推移。

輸入ディーゼル車 トレンドに変化

今後の見通しについては、「SUVモデルを中心に受注は旺盛なので、輸入およびラインナップがより拡充すればプラスを維持できる可能性が高い。不安要素はドイツなどEU域におけるディーゼル車の排出ガス不正問題の余波。最近の日本市場では輸入ディーゼル車の販売が好調だったが、ここにきて人気がやや下降傾向にある。フランスや英国などが内燃機関のみで走る新車の販売を抜本的に見直す方針を打ち出したことも、少なからず影響しているようだ。今後、輸入ディーゼル車の販売がどのような動きを見せるか、注視していく必要がある」と分析した。


外国メーカーの8月のブランド別成績では、前年同月比0.4%増の4823台の新規登録を達成したメルセデス・ベンツが「30カ月連続での首位」に輝く。第2位には同12.2%増の3786台を記録したBMWが3カ月連続で位置。第3位には同5.6%増(3071台)とプラスに転じたフォルクスワーゲンが、第4位には同15.4%増(2269台)でアウディが入った。

2017年8月「インポートカー」新規登録ランキング

車名別インポートカー新規登録台数 (乗用車、貨物、バス合計)

日本自動車輸入組合 1月からの累計台数順

1位 メルセデス・ベンツ 4823台
2位 BMW 3786台
3位 フォルクスワーゲン 3071台
4位 アウディ 2269台
5位 BMWミニ 1692台
6位 日産 1234台
7位 トヨタ 1061台
8位 ボルボ 1220台
9位 ジープ 717台
10位 ルノー 442台

11位 プジョー 475台
12位 ポルシェ 338台
13位 フィアット 437台
14位 スズキ 582台
15位 スマート 263台
16位 三菱 384台
17位 ランドローバー 232台
18位 ジャガー 112台
19位 シトロエン 152台
20位 アバルト 185台

好調のルノー 新型SUV「カジャー」を日本導入

ドイツ4巨頭以外では、フランスとイタリアのラテン系ブランドの健闘が光った。プジョーが前年同月比6.7%増(475台)、ルノーが同34.3%増(442台)、フィアットが同0.5%増(437台)、アバルトが同22.5%増(185台)、シトロエンが同8.6%増(152台)、マセラティが同10.3%増(107台)、ランボルギーニが同6.9%増(31台)の好成績を成し遂げる。


また、BMWミニは同8.3%増(1692台)、ボルボは同18.6%増(1220台)、ランドローバーは同35.7%増(232台)、ベントレーは同35.0%増(27台)、アストン マーティンは同66.7%増(25台)、マクラーレンは同100.0%増(16台)と好調をキープした。日本ブランドでは、三菱自動車とホンダの2社がプラスを記録。いずれも前年同月比で2ケタの伸び(三菱自動車は12.0%増の384台、ホンダは41.7%増の17台)を示した。