北朝鮮による拉致問題を考える県民の集いが9日、さいたま市浦和区の県民健康センターで開かれた。

 川口市出身の特定失踪者、藤田進さんの弟、隆司さんが登壇し、「(拉致の疑いが否定できないとされる)特定失踪者は知らない人が多く、833人もいる。全ての拉致された人を取り戻してほしい」と訴えた。

 集会には川口市出身の拉致被害者、田口八重子さんの兄、飯塚繁雄さんも登壇する予定だったが、体調不良のため、メッセージを寄せ、「ミサイルや核実験の話題に集中し、拉致被害者の帰国についての議論や分析は全くなされていない」と懸念を示した。

 拉致問題を考える県民の集いは県などが主催。15回目の開催で、約450人が参加した。上田清司知事はあいさつで「(拉致問題は)解決するまで声を出し続けなければならない」と強調した。