4横綱の写真パネルを披露する日馬富士(左)と八角理事長

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 大相撲秋場所(10日初日、両国国技館)の無事を祈る恒例の土俵祭りが開かれた。休場する白鵬、稀勢の里、鶴竜の3横綱不在の中、初めて1人横綱として臨む日馬富士(33=伊勢ケ浜部屋)が、最後のとりでとしての自覚を見せた。

 「余計なことを考えずに自分のやるべきことを一日一日、積み重ねてやっていきたい。出る以上は一生懸命頑張ります」

 実は自身も満身創痍(そうい)。慢性化している両足首痛に加えて先場所は左肘も痛め手術を検討。しかし、メスを入れれば秋場所は休場になる。悩んだ末に手術を避けた。そこにはファンに対する責任感がある。「横綱3人が休んでしまってお客さんに申し訳ない」。横綱陣を代表して謝罪したのも看板を背負う覚悟からだ。

 一方でライバル不在は9度目賜杯への好機。過去8度のVに黒星発進はなく初日の栃煌山戦が鍵になる。勝てば幕内702勝目で平成の大横綱、貴乃花を抜く。勢いをつけて昨年名古屋場所以来の賜杯へ手を伸ばす。