反撃はヴァーディーの1ゴールに留まったレスター。いずれもメガクラブが相手とはいえ、3連敗は何とも手痛い…。 (C) Getty Images

写真拡大

 現地時間9月9日、キングパワー・スタジアムでプレミアリーグ4節のレスター対チェルシーが開催された。
 
 代表ウイーク明け初戦となる一戦で、本拠地に昨シーズンの覇者を迎えたレスターは、スタメンを一部変更。開幕から3戦連続で先発起用をしていた岡崎慎司を代表戦での疲労を考慮してメンバー外とし、イスラム・スリマニを今シーズン初めて先発で起用して2トップの一角に加えた。
 
 一方のチェルシーは、先発メンバーに大きな変更はないものの、ベンチには6月に足首を骨折し、長期離脱を強いられていたエデン・アザールが入り、さらに今夏の移籍市場最終日に獲得したダビデ・ザッパコスタ(←トリノ)と、元レスターのダニー・ドリンクウォーターも名を連ねた。
 
 試合開始早々の2分にアルバロ・モラタが枠内シュートを放つなど、序盤から主導権を握ったのはチェルシーだった。立ち上がりからハイプレッシャーをかけ続け、レスターを自陣へと押し込んでいった。
 
 30分を過ぎてからワンサイドゲームを展開したチェルシーは、34分と37分にモラタが決定機を迎えたが、いずれもレスターのCBウェズ・モーガンの渾身のブロックに阻まれて得点には至らなかった。
 
 40分にはカウンターから失点のピンチを招きながらも、守護神のティボー・クルトワの好セーブで難を逃れたチェルシーは、その直後にモラタがまたも決定機を迎える。
 
 41分、右サイドを攻め上がったアスピリクエタからのアーリークロスをモラタがヘディングで叩き込んで、今度はしっかりとゴールへと沈めた。
 
 終始、チェルシーペースで進み1-0で折り返して迎えた後半、ビハインドを背負ったレスターがさっそく動きを見せる。開始とともにマーク・オルブライトンとスリマニを下げて、アンディ・キングとデマライ・グレイという攻撃的MFを同時に投入したのだ。
 
 それでも試合を動かしたのは、アウェーチームだった。エヌゴロ・カンテが古巣を相手に見事なシュートを見舞う。
 
 50分、敵ゴールから25メートル近い位置でボールを持ったカンテは、ここから思い切ったシュートを放つと、この地を這う一撃がそのままゴール左下隅へと吸い込まれた。
 
 2枚替えに講じた矢先に失点を献上してしまったレスターだったが、エースが再び戦意を取り戻させる。敵ペナルティーエリア内でパスミスをさらったヴァーディーが相手GKクルトワに倒されてPKを獲得。これを自ら沈めて1点差としたのだ。
 
 1点差となり、チェルシーがやや守勢に回ったことで、それまでとは一転して、ホームチームが攻勢に出る。
 
 より緊迫感のある展開となるなかで、チェルシーは73分にザッパコスタ、77分にアザールを投入して傾きつつあった流れを引き戻しにかかる。すると、80分にアザールのパスを右サイドで受けたザッパコスタがレスターゴールをかすめる惜しいシュートを放った。
 
 アザールが起点となり、前線で時間を作り出したチェルシーは、追加点こそ奪えなかったが、レスターの反撃の芽を摘み取って巧みに試合を経過させていった。
 
 結局、王者チェルシーが試合巧者ぶりを見事に発揮した一戦は2-1で終了。レスターはプレミアリーグ2連敗となった。
 
 早くもリーグ3敗目を喫してしまったレスターは、次節、アウェーでハダースフィールドと対戦する。相手は昇格組だけに確実に勝点3を手にしたい一戦で、どのような戦いを見せるのか? 今節はメンバー外となった岡崎の起用法も含めて注目したい。