ワントップとしての役割を攻守両面でしっかりこなした武藤。よりチームからの信頼を高めたことだろう。写真は第1節ハノーファー戦。 (C) Getty Images

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 9月9日(現地時間)、ブンデスリーガ第3節が行なわれ、マインツは3-1でレバークーゼンを下した。

 代表戦明けの武藤嘉紀は定位置であるワントップでこれまでと同様に、攻撃では強さを発揮してポストプレーをこなし、守備では自陣の深い位置まで戻ってボールを持つ相手を追い回した。
 
 ハノーファー、シュツットガルトにいずれも0-1と、開幕からの2戦連続で敗北を喫していたマインツは、ホームでのこの一戦でも、22分にコールの先制ゴールを許してしまう。
 
 しかし前半終了間際、マインツにとって待望の瞬間が訪れる。左サイドをブロジンスキが左サイドを突破し、クロスを入れると、逆サイドで待ち受けた武藤が、戻り気味の体勢から高めのボールに対し、目一杯に左足を上げてダイレクトボレー! ボールはゴールネットを揺らした。
 
 鮮やかなかたちで同点ゴールを決めた武藤は、DFBカップに続き、ブンデスリーガにおいても、今シーズンのマインツのファーストゴールスコアラーになった。
 
 さらに後半、56分に武藤は左サイドに流れてボールを奪いに行き、相手DFのファウルを誘う。これで得たFKを、ニアサイドに入ったディアロが頭で合わせてゴール。マインツはリーガでは今シーズン初となるリードを奪った。
 
 武藤は前線で躍動し、ポストでボールを味方に繋ぐ他、機を見ては積極的にシュートを放ち、相手の脅威であり続ける。また、前線での執拗なチェイシングは相手選手のパスミスを誘い、ここから好機が生まれたりもした。
 
 攻勢のマインツは71分、スローインからブロジンスキがドリブルで強引にペナルティーエリア内に侵入。混戦のなかでエズトゥナリが粘って後方に戻し、これを交代出場のセルダルがダイレクトで叩くと、ボールは右ポスト叩いてゴールラインを割った。
 
 3-1となってからも、マインツは攻守でインテンシティーの高さを維持しながら残り時間を過ごす。そして武藤は89分にクアイソンとの交代を命じられ、ホームのサポーターの拍手を受けて、ピッチを後にした。
 
 アディショナルタイムでレバークーゼンの反撃を凌ぎ、試合終了の笛を聞いたマインツ。3戦目にして、ようやくリーガ初勝利を掴んだ。そして、その立役者となった武藤も、仲間たちと喜びを分かち合った。
 
 そんな彼らの次節(9月16日)の相手は、王者バイエルン。敵地に乗り込んでの一戦で、ドイツ最強の守備陣相手に、武藤はどのようなプレーを見せてくれるだろうか。