前半14分に先制点を決めたMF大島僚太がガッツポーズ

写真拡大

[9.9 J1第25節 川崎F3-0横浜FM 等々力]

 待ちに待った今季初ゴールが、5試合連続無失点中の堅守を誇る横浜FMのゴールを484分ぶりに揺らした。川崎フロンターレは前半14分、左サイドのスローインからMF阿部浩之がクロスを入れると、DFミロシュ・デゲネクの中途半端なクリアをPA左角の位置からMF大島僚太が右足ダイレクトで蹴り返した。

「相手のクリアミスだったし、自分のところでかなり時間があったので、落ち着いて決められた」。ゴール右隅に突き刺す貴重な先制点が大島にとっては待望の今季初ゴール。「今季ずっと取れていなかったし、周りからも『そろそろだな』と言われていた。ようやく取れてホッとした」と、安堵の笑みをこぼした。

 リーグ最少失点を誇る横浜FMの堅守をこじ開ける一撃。立ち上がりの先制点が横浜FMのゲームプランを狂わせ、川崎Fの試合運びを楽にした。「相手は守備が特徴的というのは分かっていた。(得点が)ゼロで進んでも、焦れずにやっていこうと話していた。結果的に早い時間に取れたのは良かった」。そう淡々と話す背番号10だが、得点後はめずらしく感情を爆発させ、両拳を握り締めるガッツポーズ。DFエウシーニョに抱きつき、次々とチームメイトが駆け寄った。

 ウサイン・ボルト氏が6日に川崎Fの練習場を電撃訪問したこともあり、この日は2点目を決めたFW小林悠も、3点目を決めたMF家長昭博も得点後はチームメイトとともに弓矢を射るように両腕を構えるボルトポーズを披露。しかし、大島の頭の中に“ボルトポーズ”をすることはまったくなかったという。

「(ゴールを)“決められたら”とか試合前に考えたことがないし、まさかのタイミングで決めたので……。(小林)悠さんが(ボルトポーズを)やっていて、“あー、やってるな”と」。そう苦笑いした24歳は、ボルトポーズで盛り上がる先輩たちを横目に「なんでみんなあんなやってたのかな」と、冗談とも本気ともつかない表情でマイペースぶりを貫いていた。

(取材・文 西山紘平)


★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!

●2017シーズンJリーグ特集ページ

●[J1]第25節1日目 スコア速報