▽明治安田生命J1リーグ第25節のFC東京とセレッソ大阪の試合が、9日に味の素スタジアムで行われ、4-1でC大阪が勝利した。

▽9勝6分け9敗で10位のFC東京(勝ち点33)は、1-0で敗北した前節の横浜F・マリノス戦からスタメンを3名変更。チャン・ヒョンス、米本、前田に代えて、吉本、東、永井を起用した。対する13勝6分け5敗のC大阪(勝ち点45)は、前節の鹿島アントラーズ戦に0-1で敗北し、2位から5位に転落。巻き返しをはかりたい今節は、その試合からはスタメンを2名変更することに。山下、澤上に代えて、木本、山村を起用した。

▽試合は序盤からC大阪が攻勢をかけた。試合開始直後の1分、水沼が古巣を相手に幸先良くファーストシュートを放った。左足で放ったシュートは枠を外れたが、続く2分に山村、6分に柿谷がシュートを放ち、FC東京のゴールマウスを立て続けに脅かした。

▽すると11分、早い時間帯にC大阪の猛攻が実を結ぶ。水沼のロングフィードに対応したGKとDFが交錯。深くまで追っていた松田が、FC東京の連係ミスを見逃さずにボールを奪取し、無人のゴールに流し込んだ。

▽続く18分にも、柿谷のクロスに対応したDFがクリアミス。こぼれ球が杉本に渡り、シュートが放たれた。ボールは枠を外れたものの、FC東京の精彩を欠いたミスが目立ち始めた。30分には、ボックス手前で永井の落としを拾った大久保が右足を振り抜いたが、枠を外れた。

▽FC東京があまり多くないチャンスを逃すと、前半終了間際の44分にC大阪が追加点を奪取した。右サイドをオーバーラップした水沼がスピードに乗った状態でクロスを上げる。精度の高いボールに対し、ファーサイドの柿谷が右足で合わせネットを揺らした。

▽後半に入ると永井の裏抜けをシンプルに活かし、勢いをやや取り戻したFC東京だったが、目立ったチャンスは作ることができず。流れを変えたい指揮官は56分に、東、小川に代えてピーター・ウタカ、太田を投入する2枚替えを敢行した。すると、C大阪はトップ下に配置していた山村をDFに変更。5バックを敷き、守りを固めた。

▽守備を固めたC大阪の牙城をなかなか崩すことができずにいたFC東京だったが、71分にピーター・ウタカが監督の起用に応える働きをした。ボックス内で高萩から折り返しのパスを受けたピーター・ウタカが、素早く左足を振り抜く。これがゴールに吸い込まれ、試合は1点差となる。

▽しかし、追い上げムードも束の間、直後の79分に杉本がボックス内でDFに倒され、PKを獲得。杉本が自らキッカーを務め、ゴール左に強烈なシュートを突き刺した。さらに、85分にもソウザのクロスに合わせた杉本が決め、得点ランクトップタイとなる今季16得点目とした。

▽結局、試合は3点差で終了。この結果、FC東京は公式戦6試合勝利なしとなり、順位こそ10位で変動がないものの、心機一転とはいかなかった。対するC大阪(勝ち点48)は、横浜F・マリノス(勝ち点47)をかわし、4位に浮上。鮮烈な優勝争いの中で、順位を1つあげることに成功した。