欧州中に広がる移籍市場”繰り上げ閉幕”の気運 フランスもプレミア案に同調か

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フランスのリーグ機構が年内の会議で結論を出す意向

 イングランド・プレミアリーグが、来季から夏の移籍ウインドーをリーグ開幕週の木曜日にクローズすることを決定したが、この動きにフランスも追随する模様だ。

 フランスのラジオ局「RMC」が報じている。

 欧州主要リーグのなかで比較的開幕の早いプレミアリーグでは、リーグ開幕後に選手が移籍してチームのメンバーが代わっていくことや、主力が引き抜かれていくことに疑問が呈されていた。そうしたなか、来季からは夏の移籍市場がリーグ開幕日に合わせてクローズされることが決定。実質的に英2部から4部のリーグを取り仕切るチャンピオンシップも、9月中に実施される会議で同様の決定がされる模様だ。

 そうしたなか、フランスもイングランドの動きに合わせて夏の移籍ウインドーの繰り上げクローズに追随する模様だ。フランスは今季、移籍市場最終日にメガディールが実現したが、その一方で代表活動と重なったからこそ実現しなかった移籍交渉もあった。

 今季、フランスでは8月末のインターナショナルマッチウィークと移籍市場の最終日が重なり、すでに下交渉が終わっていたモナコのフランス代表FWキリアン・ムバッペのパリ・サンジェルマン行き(期限付き)は実現した一方で、モナコのMFトマ・レマルの獲得に動いたアーセナルは、フランス代表のディディエ・デシャン監督に代表活動中に選手が集中力を削がれることを嫌われ、交渉すらできずに門前払いとなった。こうしたことは、リーグ開幕前の時点でウインドーが閉じていれば発生しない。

 フランスのリーグ機構は移籍市場の最終日を繰り上げることに前向きで、年内の会議で結論を出すことになるという。

 欧州中に広がる勢いを見せつつある夏の移籍市場の最終日繰り上げへの気運だが、今後イタリアやスペインなどにも拡大していくのか。サッカー界における注目ポイントの一つになっている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images