米フロリダ州のポートセントジョンで、ハリケーン「イルマ」の襲来を前にほぼ空になった商店の棚(2017年9月8日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ハリケーン「イルマ(Irma)」から避難しようとしている米フロリダ(Florida)州の住民の間で、トランシーバーアプリ「Zello Walkie Talkie(ゼロ・ウオーキートーキー)」が人気を集めている。

 テキサス(Texas)州オースティン(Austin)を拠点とするIT系新興企業ゼロ(Zello)が開発したこのアプリは、2011年に配信を開始した。

 スマートフォンをトランシーバー感覚で使えるようにするこのアプリはハリケーンの季節に必携として人気を集めて8日、グーグルプレイ(Google Play)とアップストア(App Store)でダウンロード数1位を記録した。

 同社によると、ユーザー数は先月末のハリケーン「ハービー(Harvey)」襲来前の時点で1億人。さらに今週ハリケーン「イルマ」が接近するにつれ、100万人以上がダウンロードした。

 同アプリのユーザーはチャンネルに参加し、他のユーザーと短いメッセージをやりとりすることができる。「バイバー(Viber)」や「ワッツアップ(WhatsApp)」のようなメッセージアプリ同様、スマホにメッセージを録音したり、メッセージをグループ送信したりすることも簡単だ。また写真を送信することもできるが、バッテリーの消耗が激しいのが難点だ。

 アプリの使用にはインターネット接続が必要だが、メッセージ送信には2G(第2世代移動通信システム)接続で十分なので、自然災害で通信ネットワークが混乱した場合などに役立つ。ダウンロードは無料で、アプリ内広告も表示されない。

 ハービー襲来の際、ユーザーたちはハリケーンの影響に関するチャンネルを作成し、情報交換を行ったり、救助活動を計画したりした。ただし同社では、アプリは組織的な救助活動に代わるものではないと警告し、ユーザーに当局の指示に従うよう呼び掛けている。
【翻訳編集】AFPBB News