高額車は省いたなかからランク付け

 運転支援系の安全装備の普及率が高まり、性能もどんどん向上しているが、同時に安全装備の性能や機能の違いがよく分からなくなっている人は多いのではないだろうか。そこで今回は、安全装備を重視したクルマ選びをする際にわかりやすくするべく「コスパの高さ」にポイントを絞ってトップ5を厳選してみた。

 たとえばメルセデスベンツの「ドライブパイロット」を搭載するEクラスには、側面衝突時にドアのサイドサポートを膨らませて乗員をドアから遠ざける機能や自動で車線変更する機能も備わるなど、2017年9月現在の現行モデルとしては最先端の極みにあるといえるが、コミコミ700万円オーバーの高額車ということで、あえてここではランク外としている。

5位:ダイハツ・ミライース

 ダイハツの衝突回避支援システム「スマートアシスト掘廚虜膿轡弌璽献腑鵑鯏觝椶垢襯皀妊襪箸靴討郎任皸造、BグレードのSA靴90万7200円という安さが魅力だ。世界最小サイズのステレオカメラを採用しながら、衝突警報機能や衝突回避支援ブレーキが車両だけでなく歩行者にも対応している。誤発進抑制制御は後進時にも対応し、SA兇犯罎戮襪蛤酘阿垢觴崑域も拡大されている。さらに、軽自動車として初めて前後のコーナーセンサーを標準装備とし、障害物の接近を検知。オートハイビーム機能も備わるなど、90万円のクルマとは思えない最先端ぶりだ。

4位:ホンダ・フィット

 今年の夏のビッグマイナーチェンジで安全デバイスの「ホンダセンシング」が大幅にアップグレードされた。従来の赤外線レーダー式からミリ波レーダー&単眼カメラ式を採用し、衝突軽減ブレーキや誤発進抑制制御、自動追従クルーズコントロール(30-100km/h)や車線維持支援機能も加わり、コンパクトカーとしては最先端の性能と機能を備えるに至っている。これが中間グレードの13G・L(165万3480円)から装備されるのだが、クルマ好き的に注目すべきは、スポーツグレードのRSの”6速MT車”にもホンダセンシングが装備される点。スバリストの筆者も羨望するほかない。

3位:マツダ・アクセラ

 平成28年度自動車アセスメント評価結果(前期分)で驚きの予防安全性能評価「ASV++」(最高ランク)を獲得。歩行者対応自動ブレーキ評価で最高得点をマークしたなど、安全装備の性能の高さを実証。2016年夏のマイナーチェンジで「i-ACTIVSENSE」が大幅な進化を遂げ、機能面では国産車のトップクラスに追いついた。ガソリンエンジンの内容充実グレード15S L Package(239.7万円)からフル装備状態の安全装備が備わる(6速MTもあり)。近年渋くなったMAZDAの新車値引きも、デビューから4年が経過したアクセラなら比較的拡大することが期待出来る点にも注目だ。

2位:ボルボV40

 ミリ波と赤外線レーダー、単眼カメラなど、凝ったシステムを搭載する輸入車勢のなかで圧倒的なコスパの高さを誇るのが、驚きの299万円というプライスタグがかけられた最廉価グレード「V40 T2 Kinetic(キネティック)」。歩行者エアバッグをはじめ、サイクリストも検知する緊急ブレーキや、高精度な制御で絶大な安心感を誇る全車速追従機能付オートクルーズ、右折時など交差点での自動ブレーキにも対応するなど、価格が倍以上の高級モデル並みとなる11種類以上の先進安全・運転支援技術を含む「インテリセーフ」を標準装備としている。

1位:スバル・インプレッサスポーツ/G4

 90年代から運転支援システムを実用化してきたSUBARUのアイサイトVer.3が192.2万円の最廉価グレード(1.6i-LのFF)でも装備され、衝突安全性の高さも含めれば、2017年9月現在200万円弱から買えるクルマとしては世界一安全。オートクルーズ作動時の加減速のフィーリングの自然さでは、いまだ世界最高レベルに。

 同じアイサイトでも操舵支援の精度と作動領域が広がったレヴォーグ/WRX S4に搭載されるツーリングアシストと比べると見劣りする部分もあるが、インプレッサ系のアイサイトVer.3にはオートクルーズの加減速制御を4段階に調整できたり、マルチファンクションディスプレイにブレーキランプの点灯が表示されるなど、ツーリングアシストにはない機能も備わる。