長友を「忘れてはいけない」とインテル監督が評価 「正しいバランスを理解している」

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伊紙のインタビューで語る 新加入ダウベルトの能力も絶賛

 インテルの日本代表DF長友佑都は、今夏ルチアーノ・スパレッティ新監督の就任に伴い、地元メディアから戦力外と報じられていたが、開幕から2試合連続で先発出場。

 だが10日に行われる次節スパル戦では、ニースから今季獲得したブラジル人DFダウベルトが初先発を果たすと予想されるなど、インテルで安泰とは言えない状況が続いている。

 そうしたなかスパレッティ監督が、左サイドバックのレギュラー争いについて言及。ダウベルトの実力を絶賛する一方で、クラブ最古参となった長友について「忘れてはいけない」と評価している。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じた。

 ガゼッタ紙のインタビューに応じた指揮官は、今季新加入選手についての分析も披露している。ニースから2000万ユーロ(約26億円)の移籍金でやってきたブラジル人左サイドバック、ダウベルトについては絶大な評価を明かしている。

「ダウベルト? 彼はファンタスティックな左足の持ち主だ。いとも簡単に上下動を繰り返す。クロスも素晴らしい。守備も悪くない。だが、彼はポジションにいかにフィットするか、学ぶ必要がある」

 左足のテクニック、キック精度、運動量、守備面に及第点を与えた。唯一の注文は、長友も「一番細かい」と語る“スパレッティ戦術”への理解を深めることだという。

「どんな相手にも困難を突きつけるんだ」

「彼の状況はローマのエメルソン・パルミエリに似ている。彼が移籍してきた時には、誰もほとんど信頼していなかったんだ」

 昨季までのローマの教え子で、ブラジル出身ながらイタリア代表にも招集された23歳の新鋭サイドバックにその姿を重ねた。スパレッティ監督がダウベルトに信頼を寄せていることが明らかとなったが、長友にポジション争いで勝機はあるのだろうか。

「彼とジョアン・カンセロは同時にプレーできるかって? もちろんだ。しかし、ダンブロージオとナガトモのことは忘れていけない。彼らを打ち負かすのは簡単ではない。彼らは正しいバランスを理解している。どんな相手にも困難を突きつけるんだ」

 イタリア代表DFで右のダニーロ・ダンブロージオとともに長友の実力を評価することを、スパレッティ監督は忘れなかった。今季新加入のカンセロはポルトガル代表合宿で膝を負傷し、長期離脱を余儀なくされた。

 長友が日本代表に参戦している間、インテルで戦術練習をみっちりと叩き込まれたダウベルト。左サイドバックの定位置争いを制するのは誰になるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images