ブラジル・リオデジャネイロのコパカバーナビーチで行われた2018年平昌冬季五輪のPRイベントに登場した大会マスコット(2016年8月9日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】国際オリンピック委員会(IOC)の理事を務めるジャン・フランコ・カスペル(Gian Franco Kasper)氏は、来年2月9日から25日に行われる冬季五輪の開催地について、北朝鮮との国境から80キロメートルしか離れていない韓国・平昌(Pyeongchang)から変更するという「プランB」は準備していないと述べた。

 北朝鮮が核実験やミサイル発射を繰り返して国際社会に緊張感を与えている最近の状況を受け、一部のアスリートが安全を不安視して大会をボイコットする懸念が浮上している。

 国際スキー連盟(FIS)の会長でもあるカスペル氏は、独スポーツ通信社SIDに対し、「IOC及び理事会において、これまでプランBに関する話し合いは行われていない」と述べた。

「たしかに私的な会話のなかでは話題にはなった。私もロシアのソチ(Sochi)やドイツのミュンヘン(Munich)の名前が上がっている記事を読んだが、現時点でプランBを用意するのは間違いだ。このような大きな責務を代替会場に負わせるのは適切でないし、われわれは平昌に責任がある」

 政治的緊張が高まっている状況にもかかわらず、カスペル氏は大会の安全性を確信している一方で、韓国が初めて開催する冬季五輪の準備を整えているなかで、一部の選手は納得しない可能性があることを認めている。

「大会中は平昌が最も安全な場所であると確信している。私が懸念しているのは、アスリートの身を心配して大会をボイコットする国が出てくる可能性があることだ」
【翻訳編集】AFPBB News