メキシコ沖で7日深夜に起きたマグニチュード(M)8・1の巨大地震から一夜明け、現地では次第に被害状況が明らかになっている。死者は日本時間9日朝までに60人になった。

 AP通信によると、60人の死者のうち、45人が震源に近く被害が大きい南部オアハカ州だという。同州では斜めに傾き、倒壊しかかっているホテルなどがある。倒壊した病院もあり、患者は野外に運び出されて治療を受けている。

 現地ではいまも余震が断続的に続いており、発生から5時間の間にM4・0以上の余震が20回以上起きた。

 米地質調査所(USGS)の研究者は被害規模について、「現地のインフラや人口密度、今回の地震の種類、過去のデータなどを総合して、死者は1千人から1万人、経済損失が10億ドル〜100億ドル(約1100億円〜1兆1千億円)に上る可能性がある」と話している。(サンフランシスコ=宮地ゆう)