神戸市消防局特別隊長のガチャピン(神戸市消防局提供)

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 3月に神戸市消防局の特別隊長に就任したBSフジの子供向け番組「beポンキッキーズ」の人気キャラクター「ガチャピン」が出演する防火啓発動画が、動画投稿サイト「ユーチューブ」で再生回数350万回を超える人気ぶりだ。

 反響の大きさに市消防局も第2弾の動画制作を進めており、10月初旬ごろから公開を始める予定だ。

 ガチャピンとのコラボ動画(約10分)は昨年9月、番組制作会社「フジテレビKIDS」と共同で制作。市内で開かれた防災イベントがきっかけだった。

 動画は、部屋で火事を起こした相棒の「ムック」をガチャピンが消防隊員とともに救出するというストーリー。たばこの不始末やほこりがたまったコンセントなど、火災発生の原因となる危険性を訴え、火災報知器の設置なども呼びかけている。今年3月に公開したところ、半年で再生回数が350万回を超えた。

 第2弾は、市消防局の呼びかけで県内外の消防関連企業の協賛を受け、公費負担なしでの制作が実現した。今回は防火啓発に加えて観光PRの要素も盛り込んでおり、老舗のパン店「イスズベーカリー」や摩耶山の展望広場「掬星台(きくせいだい)」などで撮影を行った。前後編(各約9分)で、観光に訪れたムックが山で遭難するなどし、ガチャピンが救急車や消防ヘリで救助に当たるという内容だ。自動体外式除細動器(AED)の使い方や、救急車の適正利用も呼びかけるという。市消防局は「自治体の啓発動画としては異例の再生回数で、とても驚いている。視聴者の防火意識の向上につなげたい」としている。