踏切での鉄道事故を想定した「平成29年度合同鉄道事故対応訓練」が8日、舞鶴市伊佐津の京都丹後鉄道(丹鉄)西舞鶴運転所構内で行われた。

 同社やJR西日本、舞鶴署、舞鶴市消防本部の関係者約80人が参加。鉄道車両を使用して、事故対応の手順と各機関の連携を確認した。

 合同訓練は平成24年以来5年ぶり。舞鶴署の山田信之署長は「鉄道は一度事故が起これば、日常生活への影響は大きい。それぞれの役割を確認したい」などとあいさつした。

 訓練は、市内の踏切を無謀横断しようとした自動車と丹鉄の列車が衝突し、多数の負傷者が出たとの設定で開始。運転士が車両や乗客の状況を確認し、運転指令に連絡した。運転指令は線路が併走するJR西日本の運転指令に連絡を取って現場の安全を図り、2次災害を防止した。

 訓練開始から約20分後、両社が線路への立ち入りを許可し、同市消防本部が救助活動をスタート。車両から負傷者にふんした両社の社員を運び出し、手当ての緊急度に従って優先順をつけるトリアージを行い、重傷者7人、軽傷者18人を搬送する手順を確認した。同時に、舞鶴署員は現場検証などを行った。

 訓練後、丹鉄を運営するウィラートレインズ(宮津市)の寒竹聖一社長は「線路への立ち入り許可でのタイムラグの解消など、さらに公的機関との連携を進めて、事故対応への完熟度、精度をあげていきたい」と話していた。