九州北部の豪雨に伴う土砂崩れにより、福岡県の朝倉市と東峰村、大分県日田市の筑後川支流計10河川に流入した土砂が計1065万立方メートルに達していたことが、国土交通省の調査で分かった。

 ヤフオクドーム(福岡市)の6個分に匹敵する膨大な量で、同省が撤去作業や河川の復旧工事を急ぐ。

 筑後川から有明海に漂着した流木やごみは、福岡、佐賀、長崎、熊本の沿岸4県と国が7日までに撤去作業をほぼ完了した。国交省と各県によると、海岸や海上での回収量は推計で約2万9千立方メートルに上った。

 河川に流入した土砂量は、国交省九州地方整備局と福岡県が7日に福岡市内で開いた河川復旧に関する有識者会議で示した。7月の豪雨後、レーザーを使った特殊装置で、河川の地形をヘリコプターで上空から測量し、2月のデータなどと比較して、土砂量を算出した。

 国交省によると、土砂の約8割が河川流域内に堆積し、残りは筑後川に流れたという。土砂の量は勾配が急な河川に多く、家屋の倒壊被害が大きかった朝倉市杷木松末を流れる赤谷川の土砂量が最多の290万立方メートルを占めた。