伊勢市宇治館町にある「三重交通Gスポーツの杜伊勢(県営総合競技場)陸上競技場」が、10月21日にリニューアルオープンする。

 翌22日に同市出身でアテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずきさんと地元小学生らによる走り初めなど記念行事が開かれる。平成33年の三重とこわか国体に向け施設基準を適合させるなど、三重のスポーツ文化発展の拠点としての機能が期待されている。

 同競技場は昭和43年オープン。県内最大の陸上競技場として、50年の三重国体の会場などで使用したが老朽化。平成33年に県内で開かれる国体に向け、約95億円をかけて改修を進めてきた。

 日本陸連第1種公認陸上競技場として、400メートルトラックは全天候ウレタン舗装を施し、メインスタンドの観客席はこれまでの約6千席から7114席に増やすとともに、屋根を設置した。

 施設としての機能向上はもちろん、近くにある伊勢神宮を意識し、宇治橋の橋脚や社殿の木組みをイメージするなどデザインにも気を配った。昨年5月に開かれた主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)で国際メディアセンターで使用された県産木材の一部も再利用している。

 鈴木英敬知事は記者会見で「高校総体や国体で訪れる県外の選手たちをおもてなしできるよう準備を進め、野口さんに続く新しいスターが三重から生まれるよう競技力向上にも取り組む」と話した。