<土星探査機カッシーニが、13年に及んだ英雄的な冒険を終えて自ら消滅するときがきた。別れを惜しむ写真特集>

壮大な宇宙探査ミッションが劇的な最後を迎えようとしている。土星までの旅に7年、探査に13年を費やした土星探査機カッシーニは、9月15日、自ら土星の大気圏に突入してその使命を終える。最後の瞬間までレーダーを地球に向け、貴重なデータを送り続けながら。

【参考記事】土星探査機カッシーニ、最終任務は衛星タイタンへの「最後のキス」

初めての本格的な土星探査機カッシーニのおかげで、人類は土星とその環と衛星について、想像もしなかった多くの発見と研究材料を得た。カッシーニが小型探査機ホイヘンスを落とした土星最大の「月」タイタンには、雨や川、湖や海があった。間欠泉が噴き出す衛星エンケラドスでは、地球外で初めての熱水活動の証拠が見つかった。最も生命がいそうな星だ。土星の環の詳細な調査データは、太陽系の惑星の成り立ちを知るカギを握っている。

カッシーニの壮大な冒険は、新しい知識や発見がいかに人類を豊かにしてくれるかを思い出させてくれる。だがそんなカッシーニも、土星まであと1年半の距離にくるまで必要な予算が認められなかった。宇宙探査を絶やしてはいけない。カッシーニは、そう言っているようだ。

CASSINI MISSION from Chris Abbas on Vimeo.

以下は、カッシーニの贈り物のなかから選んだ印象深い写真10点。

スタブ・ジブ