【プレビュー】代表戦明けに殴り合い必至の魅惑のビッグマッチ《マンチェスター・シティvsリバプール》

写真拡大 (全5枚)

▽プレミアリーグ第4節、マンチェスター・シティvsリバプールが日本時間9日20:30にエティハド・スタジアムでキックオフされる。昨シーズン3位のマンチェスター・シティと、同4位のリバプールによる注目のビッグマッチだ。

▽インターナショナルウィーク前に行われたボーンマス戦をFWスターリングの劇的アディショナルタイム弾で勝ち切り、2勝1分けで8月の戦いを終えたシティ。しかし、試合内容に目を向けてみると、今夏の大型補強に見合う圧倒的な戦いを見せられていない。そして、迎える今節は第2節のエバートン戦に続き真価が試される強豪リバプール戦だ。昨季はトップ6との戦いでわずかに2勝と上位対決で思うような結果を残せなかったグアルディオラ監督だけに、今回のリバプール戦ではインターナショナルウィークの中断を利用して必勝の策を用意してきているはずだ。

▽ただ、FWアグエロとFWガブリエウ・ジェズスの2トップを筆頭に代表戦帰りの主力のコンディションに不安を抱えており、ハイインテンシティを誇るクロップ監督率いる相手に対して、真っ向勝負で勝ち切れるかは微妙なところだ。それでも、来週のチャンピオンズリーグ(CL)初戦でリバプールがセビージャ戦を戦うのに対して、シティの対戦相手は格下のフェイエノールトであるため、この一戦に全力を注げることはプラス材料。さらに、ブライトン、エバートン、ボーンマスとの直近3試合では相手が守備的な戦いをしてきたことが苦戦の原因の1つでもあるため、今回の試合では持ち味のアタッキングフットボールで打ち合いに持ち込みたいところだ。

▽一方、シティ同様に格下のワトフォード、クリスタル・パレスとの2戦で苦戦を強いられたものの、直近のアーセナル戦では対トップ6での圧倒的な強さを披露し、4-0の大勝を飾ったリバプール。また、移籍市場最終日にはチェルシーを出し抜いてMFチェンバレンを獲得したうえ、バルセロナ行きが濃厚と見られたMFコウチーニョの残留にも成功。GKやセンターバックの補強は見送られたものの、非常にポジティブな形で今夏の移籍市場を終えた。昨季は拮抗した内容で1勝1分けの結果に終わったもののクロップ監督就任以降、得意とするシティとの今回のビッグマッチでは、代表戦明けの主力のコンディションに一抹の不安があるが、情熱の指揮官の下で鍛えられた選手たちは、敵地でも躍動感溢れるプレーを約束してくれるはずだ。何らかの策を講じてくるグアルディオラ監督の采配と、課題のセットプレーの守備に気を配りつつアーセナル戦に続く強豪撃破を狙いたい。

◆マンチェスター・シティ◆

【3-3-2-2】


▽マンチェスター・シティ予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:エデルソン

DF:オタメンディ、ストーンズ、マンガラ

MF:ウォーカー、フェルナンジーニョ、ダニーロ

MF:デ・ブライネ、シルバ

FW:ガブリエウ・ジェズス、アグエロ

負傷者:DFコンパニ、MFギュンドアン

出場停止者:FWスターリング

▽前節のボーンマス戦で退場したスターリングが欠場となる一方、ウォーカーが出場停止明けで復帰する。負傷者に関してはマッチフィットネスに問題を抱えるMFギュンドアンに加え、代表戦で打撲を負ったDFコンパニの欠場が濃厚となっている。

▽代表戦明けという事情に加え、読めないグアルディオラ監督だけに前述のスタメンから幾つかのポジションで変更があるかもしれない。また、コンパニが欠場する場合は4バックにシステム変更するか、マンガラかアダラバイヨを代役に起用する見込みだ。

◆リバプール◆

【4-3-3】


▽リバプール予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:カリウス

DF:ジョー・ゴメス、マティプ、ロブレン、アルベルト・モレーノ

MF:ジャン、ヘンダーソン、ワイナルドゥム

FW:サラー、フィルミノ、マネ

負傷者:DFクライン、MFララナ、コウチーニョ

出場停止者:なし

▽出場停止者はいない。負傷者に関してはクラインとララナの長期離脱組が引き続き欠場となる。また、ブラジル代表で2試合に途中出場したコウチーニョだが、クロップ監督が公式会見の場で復帰は時期尚早と語っており、引き続き欠場となる見込みだ。

▽スタメンに関してはGKにミニョレ、左右のサイドバックにMFアーノルド、DFロバートソンを起用するプランも考えられるが、クロップ監督は圧勝したアーセナル戦と同じメンバーを起用すると読む。

★注目選手

◆マンチェスター・シティ:DFカイル・ウォーカー&DFダニーロ
Getty Images
▽シティの注目プレーヤーは、相手の快速ウイングと対峙することが濃厚なウォーカーとダニーロ(メンディ)の両ウイングバック(サイドバック)だ。今や世界最速とも評されるマネとサラーの両ウイングは、早くも今季のリバプールのストロングポイントとなっており、直近の試合ではアーセナルの最終ラインがその餌食となった。今回の試合でグアルディオラ監督が3バックか、4バックのいずれを採用するかわからないが、マッチアップの可能性が高いのは、ウォーカーとダニーロ(メンディ)だ。両選手ともに攻撃を特長とするタイプだが、とりわけウォーカーは卓越したスピードを生かした一対一の守備に定評があり、3戦連発中のマネを封じる働きが求められる。また、相手のハイプレスに対して、プレスの逃げ場となるポジションだけにビルドアップの貢献も期待される。

◆リバプール:FWサディオ・マネ&FWモハメド・サラー
Getty Images
▽リバプールの注目プレーヤーは、FWフィルミノと共に変幻自在の高速アタックをけん引するマネとサラーだ。直近のアーセナル戦では果敢なハイプレスに加え、相手の背後を狙うスプリントが猛威を振るい、相手守備陣を完膚なきまでに粉砕したマネとサラー。だが、アーセナルに比べて後方からの繋ぎ、中盤でのいなしの質で勝るシティ相手に、同様のスタイルで主導権を掌握することは難しいかもしれない。そのため、単純なスピードや個人技で局面を打開できるマネとサラーの存在が、この試合のカギを握る。相手のハイラインに対して、積極的に駆け引きを仕掛けつつ、ウイングバック(サイドバック)とのマッチアップを優位に進め、攻撃の突破口を開きたい。