子犬の成長は母犬の教育がカギを握る!?

社会化期

子犬は生後3週間〜7週間の間に社会のルールを学ぶのですが、これを「社会化期」と言います。
この頃、母犬や兄弟姉妹と一緒に過ごすことによって、母犬からは教育を受け、兄弟姉妹と一緒に犬社会のルールー学んでいきます。

ルールを学ぶ犬・学べなかった犬の違い

犬社会のルールをしっかりと学ぶことができた犬は、問題行動を起こしたりもせず、とても良い犬に成長するとされている一方で、犬社会のルールをしっかり学ぶことができなかった犬は、成長した後に問題を起こしやすい犬になってしまうとされています。

問題行動のない良い犬に育てるためには、生後3週間〜7週間の間、子犬を母犬や兄弟姉妹と一緒に過ごさせてあげる事が必要です。

他の犬とコミュニケーションがとれない犬

お散歩中、他の犬とすれ違うことがあると思うのですが、お互いのニオイを嗅いだり触れ合ったりなどコミュニケーションを取れる犬と取れない犬がいます。

他の犬とすれ違うことや触れ合うことが苦手で、他の犬を避けてお散歩されている飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

実は、うちの愛犬たちの中にも、他の犬とコミュニケーションを取れる犬と取れない犬がいますが、それは、子犬の頃に母犬から犬社会のルールを十分に学んでいなかったことが原因なのではないかとされています。

犬同士のコミュニケーションについては、私たち人間が教えることは出来ないため、兄弟姉妹と一緒に母犬から学ぶ必要があるのです。

犬のしつけやすさは母犬の教育次第!?

犬が発育する過程においてインプリンティングという初期学習の時期があるのですが、この頃に母犬から教育を受けることが出来たか出来なかったかによって、私たち人間のもとに来てくれた時に、しつけやすい犬としつけにくい犬、という差が生じるようです。

生後10週齢までに子犬はコミュニケーションを学ぶ

少なくとも生後10週齢までの間を母犬や兄弟姉妹と一緒に過ごすことによって、ボディーランゲージ・噛みつきの抑制・挨拶などの基本的なコミュニケーションについてを学ぶことができます。

母犬が子犬を叱るとき、マズルをガブっと噛みつく行動をするのですが、子犬同士の行き過ぎた遊びを抑制するためや乳離れのために行います。

愛犬を「ダメ!」「やめなさい!」

と叱っても言葉がわからないため理解することができない場合もありますが、そんなときは母犬がマズルを噛んでしつけることと同じように、マズルを軽く掴んでしかることで理解することができる場合もあるようです。
※強く握ると鼻筋が塞がり、呼吸困難になる可能性がありますので注意が必要です。

母犬からの教育と愛情によって犬の健康が決まる?

これは犬だけではなく、私たち人間にも同じようなことが言えるようなのですが、子犬の頃に母犬から十分な教育と愛情を受けることによって、高い知能・強い精神・健康なカラダが作られるのだそうです。

知能が遅滞する?

母犬から十分な教育を受けることができなかった犬は、知能が遅滞してしまう可能性が高く、精神的な疾患や身体的な疾患の原因になってしまう可能性もあるとされています。

生後7週齢までに兄弟姉妹と離れると

生後7週齢になる前に兄弟姉妹と引き離されてしまった犬は、兄弟姉妹と一緒に学ぶべきことを学ぶことができず成長してしまい、何等かの問題行動を起こす犬へと成長してしまう可能性があると言われています。

どんなにしつけをしても理解することができない犬がいますが、学習能力が低いことが原因だとされ、素人ではしつけることが難しい場合には、ドッグトレーナーなどプロの力を借りる必要がある場合もあります。

まとめ

母犬から十分な教育と愛情を受け、兄弟姉妹と一緒に学ぶことができた犬は、犬社会をしっかり学び、犬同士の基本的なコミュニケーションをしっかり理解することが出来ています。

母犬や兄弟姉妹と一緒に過ごす時間が少なく、十分な教育と愛情を受けることが出来なかった犬は、犬社会を理解できておらず、犬同士の基本的なコミュニケーションを取る事ができない場合があります。

また、知能や学習能力が低く、私たち人間がしつけようとしても上手く理解できない場合もあります。

母犬から教育を受けた犬と受けていない犬とでは、私たち人間がよく口にする、「しつけやすい犬としつけにくい犬」「飼いやすい犬と飼いにくい犬」などの差が生じてしまうのかもしれません。

たとえ、母犬から教育を十分に受けられずに、お迎えした子でも、飼い主さんがしっかりと母犬に変わり愛情を持って教育をしてあげましょう。