最近、スキンケアをサボった日はてきめんに肌に出るようになっちゃった……。

忙しくて、化粧を落とさずに寝てしまった。面倒くさくてパックをしなかった。そんな時に、「あれ?」と肌の不調を感じてしまうことがありますよね。前は多少サボっても大丈夫だったのに。

そんな時は「プチプラだけではなく、ちょっと高価なものも使うと肌の回復が違います」と話す、『NikkeiLUXE(日経リュクス)』編集長で、『etRouge(エルージュ)』の編集者、米川瑞穂(よねかわ・みずほ)さん。

そろそろ真剣にスキンケアを考える時、どんなふうに基礎化粧品を選べばいいんでしょうか?

基礎化粧品をアップデートするポイント

--最近は素肌感とか、ナチュラルメイクなどが注目されている分、コスメ同様、スキンケアが大事だと感じます。アラサー世代の私たちが基礎化粧品をアップデートするポイントを教えてください。

米川瑞穂さん(以下、米川):スキンケアに関しては、35歳くらいが勝負の分かれ目です。それまでは遺伝的に何もしなくても肌がきれいな人がいますが、35歳を過ぎるとその遺伝というギフトもどんどんなくなっていくんです。例えば、20代の頃はアイクリームを塗ってもベタつくばかりと思っていても、35歳からは驚くように浸透していったりして。

仕事でも人間関係でも、努力するとある程度は報われるじゃないですか。スキンケアもそうで、人よりも「肌がきれいね」って言われたいんだったら、人より手間をかけるか、ちょっと高価なものを使って補う。そうすることで、40歳くらいで差がはっきり出てきます。これは自分の経験上、周りの人を見ていても実感しますね。

肌疲れしてると、人と目を合わせづらい

--時間がなくてなかなか自分のケアまで手が回らない女性たちこそ、肌の回復力は上質なスキンケアでしっかりサポートする。そのために使うお金は、有意義なものになりそうですね。

米川:そうですね。メイクで言うとひと塗りで素敵に見えるような粒子の細かさだったり、スキンケアで言うとあっという間に肌に成分が馴染んでくれることだったり。忙しい女性こそ上手にラグジュアリーブランドのコスメと付き合ってほしい。

肌荒れしている時、人と目を合わせづらいなって思いませんか? 些細なことに感じるかもしれませんが、それが仕事のクオリティも下げてしまうと思うんですよね。自信のない印象を相手に与えてしまうというか。仕事をする上でもお化粧品はパートナーだと思います。いつでも肌がきれいだという自信は、ジュエリーのような価値があるのではないかと思います。

--自信が欲しいという女性は多いですよね。

米川:はい。高価なバッグは敷居が高くても、お化粧品や香水だったら、ハイブランドでも3000円程度から買えるので気楽ですよね。小さな投資で自信を得られる。ビューティは費用対効果がいいんですよ。

スキンケアが楽しくなり始める年齢は?

米川:スキンケアは1日のルーティンのひとつです。義務だと思うのではなく、自分を癒す時間だと思えば、意識が変わりますよ。スキンケアが楽しくなってくるのは、30代半ばを過ぎてから。サボると、恐ろしく調子が変わりますから(苦笑)。

--恐ろしく変わるんですね。怖い……(苦笑)。仕事は楽しいけど、ストレスも多いので、癒しの時間は大事ですよね。

米川:そうですね。忙しく働いても、やりがいやお給料といった形で還元される部分もありますが、その反面、老化だったりギスギスした気持ちだったり、失うものもたくさんありますよね。そんなストレスがある人こそ、その分のお金を自分に返してあげてほしいです。

ラグジュアリーに対して浪費というネガティブな印象を持つのではなく、本当に生活を豊かにしてくれるものという視点を持つといいのかなと思います。ちょっとの贅沢で、機嫌が良くなって周りの人にも「今日なんかいいね」って言われるなら、上手に活用したいですよね。

(取材・文:薮田朋子、写真:青木勇太)