ほとんどの日本人は、日常生活において「宗教」を気にかけることがあまりないものです。しかし、「国際的な視点を持つためには、やはり自国の宗教について紹介できる程度の知識はあるべき」というのは、無料メルマガ『育児に成功する【楽しい子育て絵本講座】』の著者・山口理加さん。今回は、親子で日本人としての教養を身につけるのに役立つ絵本を紹介しています。

日本人としての教養を身に付ける

こんにちは、子育て絵本アドバイザーの山口理加です。

交通機関や通信手段の発達で、世界の距離が年々近くなっている今の時代。国際的な人を育てるために、子どもに身に付けさせたいことは、どのようなことでしょうか? 「英語」と考える人がいるかもしれません。それも大切です。

しかし、英語と同じかそれ以上に大切なことがあります。国際的な人になるために、子どもに身に付けさせたいことを、楽しみながら学べる絵本を1冊紹介します。

子育てワンポイントアドバイス

あなたは、自分の子どもを国際的な人にしたり外国に親しみを感じる人になって欲しいと思いますか? そうなるためには、子どもをホームステイに行かせたりホストファミリーになるというのは、方法の1つです。その際に、自己紹介を書くプロフィール表を書きます。プロフィール表には、「宗教」という欄があります。あなたは、宗教という欄にどのように書きますか?

信仰をしている特定の宗教がある場合でしたら、その宗教を書くことができます。ただ、お葬式以外は、信仰をしている宗教を意識していないという人は、日本人には多いのではないでしょうか。私自身、神社のお参りやお墓参りに定期的に行きますが、特定の宗教を信仰しているわけではありません。

そのため、子どもをホームステイに行かせる際に、プロフィール表の宗教欄に、「無宗教=No religion」と書こうとしました。すると、アメリカ人の英会話の先生から、止められました。「無宗教=No religion」と書くと、根無し草のように感じられることがあるそうです。そのため、「仏教徒=Buddhist」と書きました。

自分の国の文化を説明できるというのは、国際的な人の条件の1つです。本来は、私達日本人の身近なはずの仏教。では、仏教について、どのくらい親しみを持ちどのくらい語ることができるでしょうか?

もし、仏教について、良くわからないと思われるのでしたら、親しみを持つことから始めてみませんか? 仏教に親しみを持ち、仏教を説明できるようになるというのは、日本人としての教養であり、国際的な人になるということにつながります。

『だいぶつさまのうんどうかい』の絵本は、仏様たちの運動会のお話です。仏様たちの名前や特徴がとても分かりやすく、楽しく、描かれています。文章を書いた苅田澄子さんは『いかりの ぎょうざ』の作者。絵を描いた中川学さんは、浄土宗西山禅林寺派僧侶であり、『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』のイラストを描いた人です。この2人の作者の魅力が存分に発揮されている絵本です。

私は、本屋さんで見つけて立ち読みし、あまりの面白さに、繰り返し読みたいと思い、即購入しました。カバーの裏側には、仏像の解説がついていますので、カバーの裏側も楽しめる絵本です。

絵本『だいぶつたちのうんどうかい』はこのような人にお勧めです。

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出典元:まぐまぐニュース!