「静観」のナダルVS「勢い」のデルポトロ 対照的な胸中を英メディアがフォーカス

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全米OP準決勝、難敵ナダルに挑むデルポトロ「何が起こってもおかしくない」

 テニスの全米オープンは8日(日本時間9日)、男子シングルス準決勝で世界ランキング1位のラファエル・ナダル(スペイン)と、同28位のフアン・マルティン・デルポトロ(アルゼンチン)が対戦する。大一番を前に、英公共放送「BBC」は両者の胸中にスポットライトを当てている。

 今大会は世界ランク2位のアンディ・マレー(英国)、同5位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)、同10位の錦織圭(日清食品)らトップランカーが激戦による負傷で欠場するなか、ナダルは同3位のロジャー・フェデラー(スイス)とともに際立った存在感を放った。

 今年6月の全仏オープンで通算10度目の優勝を果たし、“赤土の帝王”ぶりを見せつけたが、同大会以外では2013年の全米オープン以来となるグランドスラム制覇まであと2勝と迫っている。

 準決勝で対戦するデルポトロは、4回戦では風邪で呼吸さえ上手くできない状況のなか、世界ランク8位のドミニク・ティエム(オーストリア)に1-6、2-6、6-1、7-6、6-4と大逆転勝ち。続く準々決勝でも、病み上がりながら強敵フェデラーを7-5、3-6、7-6、6-4で下すなど勢いに乗っており、「体力的にはパーフェクトではないけど、グランドスラムの準決勝なら何が起こってもおかしくはない」と意欲を口にしている。

ライバルを倒したデルポトロ戦に静かに闘志「誰を相手にしてもチャンスがある」

 その一方で、記事ではナダルのコメントも紹介。デルポトロ戦に向けて、静かに闘志を燃やしている。

「スポーツはそれほど難しいものではない。試合当日、より良いプレーをした方が、いいチャンスに恵まれる。もちろん、そこにはちょっとした調整があるとは思うけど、最も重要なことは自分のベストのレベルでプレーすることだからね。そのレベルでプレーできれば、僕は誰を相手にしてもチャンスがあると思っているよ」

 ナダルは「ここまでトップ10から20までの選手に勝っていないことは確かだけど、大会自体にはとても満足している」とここまでを総括。フェデラーの敗退ですでに11日に発表予定のATPランキングでもトップに立つことが決まっており、「世界NO1」としての力を証明すべく、邁進する。