サウジアラビア戦を「シリアスな試合」と語るDF吉田麻也

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 これ以上の機会はない。すでに6大会連続6回目のW杯出場を決めている日本代表だが、5日のW杯アジア最終予選最終節で対戦するサウジアラビアにとっては、3大会ぶり5度目のW杯出場を懸けた大一番。完全アウェーの中、死に物狂いで向かってくるであろう相手に対し、日本がどんな試合を見せることができるかは、来年のロシアW杯に向けた試金石の一つになるとも言えるだろう。

 DF吉田麻也(サウサンプトン)は「こういうシリアスな試合を経験できることはなかなかない」と指摘。「みなさんはオーストラリア戦について“負けられない試合”と言っていたけど、代表でプレーする以上、負けていい試合は一つもない。明日も勝ちに行く」と力説した。

 8月31日のW杯アジア最終予選・オーストラリア戦(2-0)でW杯出場を決め、ハリルホジッチ監督は「W杯本大会に向けて第3章に入っていく」と表現。その“初戦”となるサウジアラビア戦について吉田は「オーストラリアとの試合が終わった時点でW杯の準備が始まっている。W杯に向けた準備で無駄な試合は一つもない。明日の試合はその準備の第一歩と思ってプレーしないといけない」と位置付ける。

 オーストラリアと熾烈な2位争いを繰り広げているサウジアラビア。日本との試合の前にはすでにオーストラリア対タイの試合が終わっているが、オーストラリアがタイに勝つと仮定すれば、サウジアラビアは日本戦に勝つことが絶対条件となる。

「いろんなことが起こり得る」。前日3日の練習ではチーム宿舎から練習場に向かうバスが出発時間に間に合わず、選手、スタッフがタクシーなどに分乗して移動するハプニングもあった。「昨日のバスのこともあるし、明日の試合までに何かあるかもしれない。試合に入っても、レフェリーを含めていろんな障害が出てくる可能性もある」。そう警戒する吉田は「クールに、冷静に対応しないといけない」と力を込めた。

(取材・文 西山紘平)


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