W杯出場を決めた韓国代表

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 大苦戦の末にW杯出場権を獲得した韓国代表に対し、韓国『慶南道民日報』が「出場失敗時に懸念された『災い』は防いだ」と報じている。

 韓国は5日、ロシアW杯アジア最終予選の最終節でウズベキスタンと0-0で引き分け、9大会連続10回目のW杯出場を確定。負ければ出場圏外の4位転落の危険もあったが、なんとか本大会への切符をつかんだ。

 同紙によると、韓国がW杯出場を逃していた場合、韓国サッカー協会(KFA)は大型スポンサーとの再契約の失敗や契約額の大幅な減少など、経済的に深刻な打撃を受けていたという。さらにファンからの厳しい批判にさらされることも必至で、「W杯出場に最も胸をなでおろしたのはサッカー協会だ」と報じられている。

 韓国が苦しみながらも予選を突破したことで、KFAは大型スポンサーの支援を引き続くことに成功した。 現在、ナイキをはじめとした9社とスポンサー契約を結んでおり、スポンサー料は年間で290億ウォン(約28億円)。今年の予算編成が798億ウォン(約77億円)だったKFAは、約半分の418億ウォン(約40億円)をスポンサーなどに依存していたようだ。

 仮に予算が縮小すれば、今年187億ウォン(約18億円)の代表チーム強化費、158億ウォン(約15億円)を割り当てた韓国FA杯および学生リーグの国内大会運営費などが大幅に削減され、将来の韓国サッカー界にとって大きな後遺症となる恐れがあった。

 同紙は「本大会を見据えた時に韓国代表チームの戦いには多くの課題が残されているが、最悪のシナリオを回避したことで、“タシケントの苦い奇跡”として記憶されることになるだろう」とレポートしている。


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