私たちにとって身近である緑茶が、健康をもたらす飲み物として世界から注目されています。なかでも緑茶に含まれるカテキンは体の酸化を防ぎ、体脂肪を減らすなどの効果がいっぱい。緑茶を習慣的に飲むことで、全死亡リスクを低下する効果があるとも言われています。

緑茶カテキンの強い抗酸化力

お茶に含まれるカテキンはポリフェノールの一種で、お茶の苦味成分として知られています。4種類あるお茶のカテキンのうち、60%近くを占めているのが「エピガロカテキンガレート」です。エピガロカテキンガレートには強力な抗酸化作用があり、その力はビタミンEの約50倍以上とも言われています。エピガロカテキンガレートは紅茶やウーロン茶にはほとんど含まれておらず、今のところ緑茶だけから見つかっている成分。だから緑茶をたくさん飲むことで、その恩恵が受けられるカテキンなのです。

認知症や生活習慣病予防にぴったりな緑茶

緑茶のカテキン(カテキンの効能・効果)には様々な健康効果があります。高齢化社会が進むことで懸念される認知症ですが、認知症を抑える効果があることも明らかになっています。アミロイドβという、認知症患者の脳内に溜まりやすいたんぱく質があり、エピガロカテキンガレートがこれを減らすと考えられています。1日に緑茶を2杯以上飲むことで、週に3杯以下しか飲まない人よりも認知症リスクが半減するとのデーターが報告されています。それから緑茶は生活習慣病予防にも適しています。体脂肪の燃焼を促し、血圧やコレステロール値を下げ、骨粗しょう症予防も期待できます。ところで緑茶の消費量が群を抜いて多い静岡県は、健康寿命が常に男女とも上位にあります。その理由は緑茶にあるのではないかと言われているほどです。

緑茶のリラックス成分テアニン

カテキン以外に緑茶に含まれる成分として、忘れてならないのはリラックス成分テアニン(テアニンの効能・効果)です。カテキンが緑茶の渋み成分であるのに対し、テアニンは旨味成分。玉露や抹茶に多く含まれています。このカテキンとテアニンは、お湯の温度を変えることで、どちらを多く抽出するのかを選ぶことができます。カテキンは80度以上のお湯で入れると多く抽出できます。一方、テアニンは50〜60度の温度が低めのお湯で入れることで多く抽出できます。特にテアニンは水出し緑茶にすることでも抽出でき、そのうえ水出しではカフェインが抽出されないので、リラックスしたい寝る前のお茶としておすすめです。飲みたい時間に合わせてお茶の入れ方を変えて、楽しんでみるのもいいですよ。


writer:Akina