今夏はこのミランが11人の新戦力を獲得して話題になったが、世界でもっとも移籍件数が多いセリエAでは実は平均的なレベル。移籍期間前倒しでその流れにも歯止めがかかるか? 写真:Alberto LINGRIA

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 プレミアリーグは現地時間9月7日、2018年夏の移籍マーケットをリーグ開幕前の8月9日に終了させると決めた。セリエAの主要クラブの幹部たちは、この決定に賛辞を寄せている。
 
 英『BBC』によると、前倒しにはマンチェスターの2クラブとワトフォード、スウォンジー、クリスタル・パレスが反対し、バーンリーは投票を棄権。だが、改正に必要な3分の2にあたる20クラブ中14クラブが賛成したという。
 
 これにより、来シーズンのプレミアリーグは開幕週の木曜に当たる現地時間2018年8月9日17時に移籍マーケットを閉じることとなった。だが、欧州の他のリーグでは8月末まで市場が開いている。プレミアリーグのクラブからの引き抜きが可能となる他リーグの動向が注目されるところだ。
 
 そのひとつ、セリエAのディレクターたちは、この動きを歓迎している様子。ローマのモンチSDはツイッターで「正しくて論理的な決定だ」と、プレミアリーグの決定を称賛した。
 
 また、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、ユベントスのジュゼッペ・マロッタCEOは「賢くて適切な決定だと思う」と、欧州全体で現状にメスを入れる必要があると述べている。
 
「これほど長いマーケットは混乱を生む。しっかりしたクラブはマーケットのプランニングができるものだ。だが、リーグ開幕後や9月の代表戦中に移籍する選手がいるべきじゃない。少なくとも欧州主要リーグの中では同じ解決策があってしかるべきだと思う」
 
 さらに、インテルのピエロ・アウジリオSDも「少なくともリーグ開幕の2日前にマーケットを終わらせることに賛成だ」と、マロッタCEOに同調した。
 
「全員にとって同じになるように、すべての連盟がこのルールで統一することを願うよ。とにかく、このプレミアリーグの発案には完全に賛成だ」
 
 そして、ミランのマッシミリアーノ・ミラベッリSDも「大賛成だ。正直、今のマーケットは長すぎて、監督たちを苦しめている」と述べ、プレミアリーグの決定よりもさらに前倒ししてもいいと訴えている。
 
「マーケットの期間を限定するのは正しいことだ。移籍できると分かっている選手たちとは良い仕事ができない。選手や代理人の振る舞いで、どのクラブもそれぞれの問題を抱えた。我々も同じだ。個人的には、1月も期間を短くすべきだと思う。1か月は長すぎるよ。私は公式戦が始まる1週間、いや10日前で終えてもいいくらいだと思うね」
 
 主要クラブの重要人物がこぞって賛同しているだけに、セリエAでもプレミアリーグのように移籍マーケット前倒しへの動きが加速するのか。今後に注目したい。