インドネシアショーには中国メーカーのウーリン(上汽通用五菱汽車)も出展していた。過去に出展したときには1BOXバンやトラックなどの商用車を出展していたが、今年は3列シートの乗用車コンフェロを出展したのが注目されるところ。

インドネシア市場で大きなシェアを占めるコンパクトクラスの3列シート車を出展したことは、ウーリンの本気度を示すものといっていい。

ただ、新型車を投入すればすぐに売れるというわけではないし、クルマのリセールバリューが重視されるインドネシア市場では、過去に実績のないコンフェロがすぐに定着できるかどうかは見極めが難しいが、取り敢えず一定の品質感を備えたクルマに仕上がっていたのは確か。

上級グレードのコンフェロSは、全長4530mm、全幅1691mm、全高1730mmという手頃なサイズのボディで、2720mmのホイールベースによって3列シートを成立させている。搭載エンジンは直列4気筒1.5LのデュアルVVT付きDOHCで、107ps/142N・mの動力性能を発生し、5速MTと組み合わされている。

注目されるのは駆動方式がFRであることで、これはウーリンの商用車から派生したモデルであるためと考えられる。インドネシアではダイハツ製のトヨタ・アバンザ/ダイハツ・セニアもFR方式を採用しているので、必ずしもFFベースが良いということではない。

ウーリンではインドネシアのユーザーへの訴求を図るため、一般保証が3年間10万km、エンジンやトランスミッションは特別保証として5年間10万kmの保証を付け、2年半5万kmまでの定期点検は工賃無料、さらに低価格の部品供給などをアピールしていた。

(村木哲郎)

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