今夏は大型補強でチームが生まれ変わったミラン。それにともなって年俸総額も大幅に上がった。(C)Getty Images

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 イタリアの『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙が現地時間9月7日付の記事で、毎年恒例のセリエA全クラブ・全選手の年俸額を公開した。
 
 今年4月に中国資本となったミランは、今夏の移籍市場で約2億ユーロ(約256億円)を投じて11人の新戦力を獲得する大型補強を敢行して話題に、そして、やはり全体のサラリーも大幅アップしていた。昨シーズンが8000万ユーロ(約102億円)だったのに対して、今シーズンは1億1700万ユーロ(約149億8000万円)。総額ではユベントスの1億6400万ユーロ(約209億9000万円)に次ぐ国内2位だ。
 
 トップチーム所属選手の年俸(税抜き)は以下の通り。
 
750万ユーロ:DFレオナルド・ボヌッチ   
600万ユーロ:GKジャンルイジ・ドンナルンマ 
350万ユーロ:MFルーカス・ビグリア、FWニコラ・カリニッチ 
250万ユーロ:FWファビオ・ボリーニ、MFハカン・チャルハノール、MFリッカルド・モントリーボ 
230万ユーロ:DFイニャツィオ・アバーテ
220万ユーロ:MFフランク・ケシエ
210万ユーロ:DFリカルド・ロドリゲス
200万ユーロ:MFジャコモ・ボナベントゥーラ、DFアンドレア・コンティ、DFマテオ・ムサッキオ、DFアレッシオ・ロマニョーリ、FWアンドレ・シウバ
170万ユーロ:DFクリスティアン・サパタ
150万ユーロ:DFルカ・アントネッリ、MFホセ・ソサ 
140万ユーロ:MFホセ・マウリ 
100万ユーロ:GKアントニオ・ドンナルンマ、FWスソ、DFガブリエル・パレッタ、GKマルコ・ストラーリ
80万ユーロ:DFグスタボ・ゴメス、MFマヌエル・ロカテッリ
60万ユーロ:DFダビデ・カラブリア
18万ユーロ:FWパトリック・クトローネ
 
 1位はユーベからサプライズ移籍し、新キャプテンに就任したボヌッチ。750万ユーロ(約9億6000万円)はゴンサロ・イグアインと並ぶセリエA最高額だ。しかも、『スカイ・スポーツ』によると肖像権使用料などを含めたトータルは800万ユーロ(約10億2000万円)にも及ぶらしく、ユーベ時代の550万ユーロ(約7億円)から約50%の昇給を勝ち取ったことになる。
 2位は紆余曲折あった契約延長騒動を経て残留した守護神ドンナルンマ。敏腕代理人ミーノ・ライオラの揺さぶりもあって、昨シーズンの18万ユーロ(約2300万円)から600万ユーロ(約7億6800万円)と、信じられないようなジャンプアップを果たしている。これは18歳にしてGKではセリエA最高額、世界的に見てもマヌエル・ノイアー(バイエルン)とダビド・デ・ヘア(マンチェスター・U)に次ぐ3位の高給だ。
 
 そのジャンルイジ・ドンナルンマの契約延長に際して、“抱き合わせ契約”の形でミランに復帰した兄アントニオ・ドンナルンマは、ほとんど出番がない第3GKとしては高額な100万ユーロ(約1億2800万円)。現地では「史上最高額の第3GK」と揶揄されている。
 
 また、同じく新戦力のビグリア、カリニッチ、ボリーニ、チャルハノール、ケシエ、ロドリゲス、A・シウバ、ムサッキオ、コンティなどは、いずれも200万ユーロを超えている。
 
 一方、昨シーズンに本田圭佑を蹴落として右ウイングのレギュラーに定着し、今シーズンも崩しの切り札として躍動しているスソは、100万ユーロと主力の中ではもっとも低所得。ドンナルンマ兄と同額ということもあり、現地でも「安すぎる」との声は少なくない。ただ、契約延長交渉が現在進んでおり、正式サインとなれば300万ユーロ(約3億8400万円)あたりまで昇給すると伝えられている。
 
 ちなみに、指揮官のヴィンチェンツォ・モンテッラは300万ユーロ。ユーベのマッシミリアーノ・アッレグリ(700万ユーロ)、インテルのルチアーノ・スパレッティ(400万ユーロ)に続くセリエA3位となっている。
 
 移籍金はもちろん年俸面でもこれだけの大型投資を行なったミラン。4年連続で逃しているチャンピオンズ・リーグ出場権(セリエA4位以内)の獲得はもはや至上命題で、そのパフォーマンスに注目が集まる。