8日、発売を目前に控えた米アップル社のスマートフォン「iPhone8」をめぐり、韓国のネット上で「もはやメード・イン・コリアとすべきではないか」との指摘が上がっている。写真はiPhone8の広告。

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2017年9月8日、発売を目前に控えた米アップル社のスマートフォン「iPhone8」をめぐり、韓国のネット上で「もはやメード・イン・コリアとすべきではないか」との指摘が上がっている。

関連業界によると、12日に公開されるiPhone8には、デュアルカメラ、フレキシブル有機EL(OLED)ディスプレーなどが用いられ、メモリ容量32GBモデルが999ドル(約10万8000円)前後の価格となる見込みだ。

これに関連し韓国・聯合ニュースは8日、「iPhone8の販売価格は、アップル社の事実上最大の競合であるサムスン電子をはじめとした韓国メーカーが決定権を握っている」とする記事を報じた。

iPhone8に使用されるNAND型フラッシュメモリは、世界市場シェア1位(今年第1四半期36.7%)のサムスン電子と、4位(同11.4%)のSKハイニックスから相当部分調達されていることが知られている。また、iPhone8にはフレキシブルOLEDパネルやOLEDタッチパネルが使用されるが、現在、世界の携帯電話用OLED市場ではサムスンディスプレイが97%以上のシェアを占め、事実上、独占市場を形成している。

さらに、iPhone8に用いられるデュアルカメラモジュールは韓国の電子部品メーカー・LGイノテックで相当部分を生産しており、サムスン電子と韓国の中小企業が作るスマートフォン用PCB(プリント基板)もiPhone8に用いられると伝えられている。

業界関係者は「スマートフォン部品の技術力で韓国企業が先行しているので、iPhoneだけでなく他メーカーに対する韓国企業の影響力が大きくならざるを得ない」と説明している。

このため韓国のネットユーザーから「ほとんど韓国産じゃないか」「ここまできたら韓国製として売り出してもいいくらい」「結局、韓国産スマホってことだね」などの反応が寄せられているのだ。

また記事には、「韓国がなければ何もできないだろう?」「LGやサムスンが心を決めたらアップルもつぶれるということだね」「アップルは自社で作っているものは何もないのか?」などアップルをやゆするようなコメントもあったほか、「サムスンが世界で唯一、自社部品だけでプレミアムスマホの製作が可能なのかも」との主張も寄せられた。(翻訳・編集/三田)