GALLARY MUVEIL

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 ミュベール(MUVEIL)がブランド10周年を迎えるにあたり、青山にある本店「ギャラリー・ミュベール(GALLARY MUVEIL)」をリニューアルオープンした。「古き良き時代の洋品店」をイメージした空間で、過去のブランドアイテムをリペアやリメイクし、古いものに新たな価値を付加するサービスを提供する。
 店内は、ミュベールを表すミストグリーン、クールグレー、クラシックゴールドのトリコロールを基調に、歴史ある洋館やホテルのサロンをイメージしたノスタルジックな空間にデザイン。1階は新作などのシーズンアイテムが並ぶほか、中2階には新たにカスタマイズ専用のスペース「アトリエ・コラージュ(ATELIER COLLAGE)」を設けた。刺繍家の田口あゆみによる刺繍教室や、ミュベールのアトリエ・スタッフによる指導が受けられるほか、銀座ミタケボタンのボタンやフランスの手芸店ラ・ドログリーの刺繍のアップリケなど、ミュベールのアイテムにマッチする付属や装飾をそろえてカスタマイズの楽しみを提案する。
 「ブランドが大切にしてきた"古き良きもの"に重きを置くという考えに立ち返り、新しいものと共に過去のものにも光を当てて提案できる場を作りたい」。デザイナーの中山路子はこれまでの10年間の変化を「消費社会に拍車がかかった」と捉え、「大量生産で簡単に安く買えるようになった時代に、少量でも目の届く範囲でものを継いでいくことができれば」と願いを込める。店舗のリニューアルでは「手の温もり」をテーマに新たなサービスを展開。手持ちのミュベールのトップスに取り外しができるチュールを付けたり、服の刺繍やプリントはそのままにクッションカバーにリメイクするなど、個別にアドバイスを提供しそれぞれのアイテムに合ったカスタマイズのオーダーを受け付ける。
 店内奥には、リニューアルオープンと共にブランドの10年を振り返ることができる展示スペースを展開。ブランド名の由来となった「MUGUET(スズラン)」と「VEIL(ヴェール)」のインスタレーションや、7年ほど前から展開しているROSEやJASMINE、LILY、VIOLETと名づけられたマダムがモチーフの「グランマ チャーム(GRANDMA CHARM)」といった過去の作品が展示される。