女子サッカー欧州チャンピオンズリーグ決勝、オリンピック・リヨン対パリ・サンジェルマン(PSG)。PSGの選手にイエローカードを出す主審のビビアナ・シュタインハウス氏(右、2017年6月1日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】サッカーの欧州トップリーグで初めて女性審判として主審を務めることになったビビアナ・シュタインハウス(Bibiana Steinhaus)氏は、10日に行われるドイツ・ブンデスリーガ1部の試合で歴史を刻む際に、トップ記事を飾らないことを望んでいる。

 ドイツサッカー連盟(DFB)は7日、ベルリン(Berlin)のオリンピアシュタディオン(Olympiastadion)で行われるヘルタ・ベルリン(Hertha Berlin)対ヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)の試合で、シュタインハウス氏が主審を務めると発表した。

「ブンデスリーガ1部で初めての試合に対する自分の期待は、もちろん大きいです」と話したシュタインハウス氏は、今季2節まで待機状態に置かれており、「この素晴らしい挑戦を喜んでいます。チームと私がやっと一緒にやっていけることになりました」と語った。

 しかしながら、警察官である38歳のシュタインハウス氏は、大きな話題にならないことを望んでおり、主審を務めることが発表される前のインタビューで、「何も望んでいません。そうすれば、すべてうまくいくでしょう」とコメントした。

 今季からブンデスリーガ1部の正式審判員に名を連ねているシュタインハウス氏は、2007年からレフェリーを務めており、すでに2部リーグでは80試合で笛を吹いている。1部リーグでも第4審判の経験が豊富な人材だが、トップリーグで主審を務めるのはこれが初めてとなる。

 元水泳選手のシュタインハウス氏は、欧州の主要5リーグでは初の女性主審となり、ブンデスリーガの試合のテンポについていくために、これまでフィットネスコーチと訓練を重ねてきた。

 昨年、元トップ審判員のハワード・ウェブ(Howard Webb)氏と恋人関係であることが判明して注目を浴びたシュタインハウス氏だが、自身について草分け的存在とは考えておらず、7月に行われた審判員のトレーニングキャンプでは、「解放の新境地を切り開くつもりはありません。私は自分が愛することをやるだけです」と語っていた。

 シュタインハウス氏は、今年英カーディフ(Cardiff)で開催された女子の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)決勝や、2012年のロンドン五輪などトップレベルの大会でも経験を積んでいる。先月には、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)が5-0で3部のケムニッツFC(Chemnitz FC)に勝利したドイツカップ(German Cup 2017-18)1回戦でも審判を務めており、すでにブンデスリーガのトップ選手とも面識がある。
【翻訳編集】AFPBB News