柴崎(左上)、岡崎(右上)、吉田(左下)、長友(右下)など日本人選手の月間採点は?(C)Getty Images

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 欧州5大リーグでプレーする日本人選手で、8月に最も活躍したのは誰か――。試合ごとの個人採点を掲載しているウェブサイト『WhoScored.com』。リーグによって試合数にバラつきはあるが、その月間平均レーティングを基に作成したランキングを紹介する。
 
 堂々の1位に輝いたのが、6.99点という高い評価を受けたサウサンプトンの吉田麻也だ。開幕から3試合連続のフル出場を果たし、安定した守備で2つの完封の立役者になれば、2節のウェストハム戦では決勝点となるPKを獲得するなど、攻撃でも貢献。1勝2分けとまずまずのスタートを切ったチームで、いまや不可欠な存在となっている。7点に近い採点も納得と言えるだろう。
 
 チームでも4位タイ(DFでは最高)の平均レーティングを誇る吉田はしかし、安穏とはしていられない。オランダ代表のレギュラークラスへと成長したヴェスレイ・フートがラツィオから加入したうえ、移籍を強く志願し、一時は退団が確実視されたCBのフィルジル・ファン・ダイクが結局は残留したからだ。CBの定位置争いは一気に激しくなっており、日本代表の守備の要に求められるのは継続性だ。
 
 吉田にはわずかに及ばなかったものの、6.97点をマークしたレスターの岡崎慎司が2位。開幕戦で強豪アーセナルからヘッド弾を叩き込むと、続くブライトン戦でも開始1分にこぼれ球を押し込んで2戦連発。こちらもチームで5番目の高評価だ。
 
 ちなみに、5大リーグでプレーする日本人選手で今シーズンにゴールを奪っているのは、ここまで岡崎のみとなっている。
 
 1試合のみの出場とはいえ、3位にランクインしたのがメスの川島永嗣だ。第2GKとして開幕を迎えながら、チームが3連敗を喫したため、4節のカーン戦でスタメン出場。0-1で敗れたこの試合で、チーム最高点となる6.95点が付いた。
 
 その5日後に開催されたワールドカップ最終予選のオーストラリア戦では、完封勝利に貢献しており、この勢いに乗ってクラブでも正GKの座を確固たるものにしたいところだろう。
 
 今夏の放出が濃厚と見られながら、プレシーズンでアピールに成功し、残留を勝ち取った長友佑都は4位に食い込んだ。連勝スタートを切ったインテルで、左SBとして2試合連続でスタメンを飾り、6.93点の評価を受けている。
 エイバルで今シーズンもレギュラーの座を確保している乾貴士(6.65点)に次ぐ6位が、シュツットガルトの浅野拓磨(6.62点)だ。今シーズンから初めてブンデスリーガ1部でプレーするアタッカーは、持ち味のスピードを活かして惜しいチャンスを作りながら、シュートがポストを叩くなどここまでノーゴール。内容は悪くないだけに、求められるのは得点やアシストといった目に見える結果だろう。
 
 同じく2部からトップリーグへと戦いの場を移したヘタフェの柴崎岳は、6.43点でトップテンに入れず。ただ、チームメイトから信頼を得て司令塔としての役割は果たしており、今後の活躍を予感させるプレーは見せている。
 
 欧州初挑戦の鎌田大地(フランクフルト)は、先発出場した開幕戦でインパクトを残せず、5.99点の厳しい評価。2戦目は出番をもらえなかった。とはいえ、シーズンはまだ始まったばかり。これからの巻き返しに期待したい。

 代表戦を終えて各所属クラブに戻った日本人選手たちは、今週末から再びクラブシーンでしのぎを削る。活躍に期待したい。

 【8月の月間平均採点ランキング】
※[ ]内は今シーズンの成績
 
1位:吉田麻也(サウサンプトン)6.99[3試合・0得点]
2位:岡崎慎司(レスター)6.97[3試合・2得点]
3位:川島永嗣(メス)6.95[1試合・1失点]
4位:長友佑都(インテル)6.93[2試合・0得点]
5位:乾貴士(エイバル)6.65[2試合・0得点]
6位:浅野拓磨(シュツットガルト)6.62[2試合・0得点]
7位:長谷部誠(フランクフルト)6.61[2試合・0得点]
8位:酒井宏樹(マルセイユ)6.60[3試合・0得点]
9位:武藤嘉紀(マインツ)6.57[2試合・0得点]
10位:大迫勇也(ケルン)6.54[1試合・0得点]
11位:柴崎岳(ヘタフェ)6.43[2試合・0得点]
12位:香川真司(ドルトムント)6.24[2試合・0得点]
13位:原口元気(ヘルタ・ベルリン)6.06[2試合・0得点]
14位:鎌田大地(フランクフルト)5.99[1試合・0得点]
※酒井高徳(ハンブルク)は出場なし