英議会で「廃止法案」の審議開始、与野党が激しく対立

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[ロンドン 7日 ロイター] - 英議会で7日、欧州連合(EU)法を国内法に置き換える「廃止法案」の審議が始まった。デービスEU離脱担当相は「法案を否決すればスムーズで秩序ある(EU)離脱は不可能だ」と主張。廃止法案に反対する野党・労働党を「シニカルで無節操」と批判した。

労働党はこれに対し、廃止法案の一部の条項は、政府による「権力奪取」に等しいと非難。法案を可決すれば、不都合な法律を廃止できる「白紙小切手」を政府に渡すことになると訴えた。

廃止法案は、2019年3月のEU離脱に向けた重要法案。激しい論戦が繰り広げられており、法案の修正を求める声が相次ぐとみられる。

労働党が廃止法案を否決に持ち込むには、与党・保守党内のEU寄りの議員の造反が必要になるが、EU寄りの一部の与党議員は、法改正の内容を議会で精査できる体制を整えることを条件に法案に賛成する意向を示している。