河鹹照最新作『Vision』2018年に全国公開へ ジュリエット・ビノシュと永瀬正敏がW主演

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 河瀬直美監督が、生まれ故郷である奈良県を舞台にジュリエット・ビノシュと永瀬正敏の初共演で贈る最新作映画のタイトルが『Vision』に決定し、2018年に全国公開することが決定した。

(参考:第69回カンヌ国際映画祭はなぜ多くの映画ファンから怒りを買った? 映画祭の歴史と経緯から考察

 全編奈良で撮影される本作は、世界中を旅して紀行文エッセイを執筆しているフランスの女性エッセイスト・ジャンヌと、自然豊かな神秘の地・吉野の山々を守る山守の男・智(とも)が出会い、言葉や文化の壁を超え、心を通わせていく物語。

 制作のきっかけとなったのは、 2017年5月の「第70回カンヌ国際映画祭」。当時、本作のプロデューサーであるマリアン・スロットが河瀬監督と同席となり、ビノシュを引き合わせた。 ダブル主演を務めるビノシュは、『トリコロール/青の愛』で「第50回ヴェネチア国際映画祭」女優賞、『イングリッシュペイシェント』で「第47回ベルリン国際映画祭」女優賞、『トスカーナの贋作』で「第63回カンヌ国際映画祭」女優賞受賞など、世界三大映画祭の女優賞を制覇。自身の出演作である『ゴースト・イン・ザ・シェル』のキャンペーンで今年3月に来日し、スカーレット・ヨハンソンやビートたけしらとイベントに参加している。

 また、ダブル主演を務める永瀬は、海外作品を含め90作品以上の映画に出演、現在上映中のジム・ジャームッシュ監督が28年ぶりに手掛けた最新作『パターソン』に出演している。

 なお、2018年11月23日よりパリ・ポンピドゥセンターにて1カ月半に及ぶ『河瀬直美回顧展とインスタレーション』の公開も予定している。

■河瀬直美 コメント

今年のカンヌでジュリエット・ビノシュに出逢い、彼女とともに「映画」を創りたいと思った瞬間から、全ての準備がパズルのピースように次々と奇跡的にはまっていき、カンヌから帰国して3ヶ月ほどで、ゼロからの企画がこうして立ち上がりました。ジュリエットの映画に対する姿勢とフレームの中の存在感は圧倒的です。彼女もやらなければいけない映画という使命と運命を感じてくれていて、日本の奥深い森に来るのは永年の夢だったと聞きました。これからの撮影が楽しみです。

■ジュリエット・ビノシュ コメント

今年のカンヌ国際映画祭で初めて河瀬監督に会い、彼女の存在感に圧倒されました。監督の作品は拝見していますが、作品で彼女はいつも自然に寄り添い、人のことを愛していますね。フランスで河瀬監督の作品は非常にリスペクトされていて、彼女が紡ぐ表現方法などとても独特で素晴らしいと感じていました。私は昔から、日本の、特に地方を訪れてみたいと思っていました。その土地に住んで、その地域の人たちの生活に触れてみることを夢見ていましたが、今回、その夢が叶いましたね。都会では何も感じることができないけれど、こうして人間のルーツに戻るべきだと改めて思いました。今作の撮影で、実はハリウッド映画の撮影に入っていたのですが、自然のタイミングに合わせスケジュールを調整しました。ここ奈良では自然に囲まれた中で最高に贅沢な時間を味あわせてもらっています。神様へのお祈りにも参加させていただき、地球、世界と繋がっていることを再認識することができ、とても感動しました。

■永瀬正敏 コメント

まず再び奈良の地で河瀬監督の世界に浸らせて頂ける事、とても光栄です。今年のカンヌ国際映画祭で偶然にも出逢った3人が、僅か3ヶ月後同じゴールを目指し未来へ向かっている、、、。日本を代表する、フランスを代表する、と言う肩書きにはもはや収まらない河瀬直美監督とジュリエット・ビノシュさんと共に、しっかりとその未来を見つめたいと思っています。

(リアルサウンド編集部)