ミャンマーの対バングラデシュ国境付近にある避難民のキャンプに到着したイスラム系少数民族ロヒンギャの女性(2017年9月5日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】国連(UN)は7日、ミャンマーで昨年10月に武力衝突が発生して以来、イスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)の難民を主とする25万人以上の人々がバングラデシュに入国したと発表した。

 バングラデシュに避難したロヒンギャ市民らは過去2週間だけで16万4000人に到達。既に多数を収容していた難民キャンプは人口過多状態となり、人道的危機を懸念する声を呼んでいる。

 ミャンマー西部ラカイン(Rakhine)州では8月25日、ロヒンギャの武装集団が一斉攻撃を開始したことを受け、軍主導による弾圧が始まった。現地では村々が焼き討ちに遭っているとの証言が出ており、武力衝突から逃れようとした多数の人々が死亡している。

 6日にはミャンマーとバングラデシュを隔てるナフ(Naf)川で、ロヒンギャ難民を乗せた少なくとも3隻のボートが沈没する事故が発生。バングラデシュの警察当局は翌7日、犠牲者17人の遺体を収容したことを明らかにした。その多くが子供だったという。

 バングラデシュの国境警備隊によると、ナフ川では小さなトロール漁船に定員を大幅に上回るロヒンギャたちが乗り込み、川を渡ろうとする事例が相次いでいる。警察と国境警備隊によると、これまでに少なくともボート5隻が転覆し、60人以上が死亡した。
【翻訳編集】AFPBB News