6日、環球時報は「高高度防衛ミサイル(THAAD)を配備する韓国よ、2つの問題に答えよ」と題した社説を掲載した。資料写真。

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2017年9月6日、環球時報は社説で高高度防衛ミサイル(THAAD)を配備する韓国に2つの質問を提示した。

韓国国防部は6日、7日にTHAADの発射車両残り4台の配備を行うことを発表した。記事は「文在寅(ムン・ジェイン)大統領のTHAADに対する立場は、すでに朴槿恵(パク・クネ)前政権とほとんど変わらない」とした。

そして、「無数の専門的な分析によって、THAADに北朝鮮のミサイルを近距離で撃ち落とす能力はなく、中国やロシアの戦略ミサイルを監視するうえで有効であることが明らかになっている。そこで韓国人に聞きたいことが2つある。1つは、韓国がTHAAD配備によって得る安心感は、中露が失う安心感よりも価値があるものなのかということ。2つ目は、THAAD配備後に米韓が安全になれば中露は北朝鮮への制裁を止めて、正常な往来を回復しても構わないのかということだ」とし、「北朝鮮の核ミサイルを抑止するには国際社会の団結が非常に重要だ。しかし、中露の安全を考えないTHAAD配備は、米韓のエゴではないのか」と主張した。

また、「北朝鮮の問題解決に向け、中国も韓国同様焦っている。中国は制裁強化のために中朝関係の冷え込みという犠牲を払っている。一方、米韓は自らの利益を少したりとも犠牲にしようとしない」とし、「THAADは北朝鮮の核兵器同様地域の戦略バランスを乱す毒である。配備が完了すれば韓国は最後の戦略的な自主性を失い、北朝鮮の人質になるばかりか、米国の一番やりとして使われ、中露からは戦略上のターゲットにされる。寺や教会にこもって、ひたすら無事を祈り続けることになるだろう」と批判した。

記事は最後に「韓国は『にらみ合いの局面から軍事衝突が起きれば、やりを持って騒いでいる場所に真っ先に災難が降りかかる』という道理に注意せよ」と警告している。(翻訳・編集/川尻)