中国の大手旅行予約サイト・携程旅行網の孫潔CEOは3日、福建省アモイ市で開かれたBRICSビジネスフォーラムで、中国人の海外旅行の爆発的増加は今後10年間続くとの見通しを示した。イメージ写真。

写真拡大

中国の大手旅行予約サイト・携程旅行網の孫潔CEOは3日、福建省アモイ市で開かれたBRICSビジネスフォーラムで、中国人の海外旅行の爆発的増加は今後10年間続くとの見通しを示した。同氏は中国人のパスポート取得率が10%に達していない点に言及、「海外旅行ブームの持続が見込める」と語り、消費パワーの強い中国人観光客は各国の「争奪」の対象になっていると述べた。

こうした中、中山日報は「諸外国にとって中国人観光客はもはや“福の神”」と題する記事を5日の紙面に掲載している。記事によると、最近はオフシーズンに海外を訪れてその土地の景色やグルメを楽しんだり、買い物をする人が増えており、大胆なお金の使い方をする中国人観光客は地元経済に貢献してくれる“福の神”なのだという。実際にフランスを訪れた観光客は「パリの有名デパートでは至るところで中国人客の姿を見掛けた。店の案内係も流暢な中国語であいさつしてくれた」とコメント。中国人に人気の米国やタイの商業施設などでも中国人観光客の利便性アップに向けた措置が取られているそうだ。

近年、中国人観光客に以前のような「爆買い」が見られなくなったと伝えられているが、記事はある旅行会社関係者の話として「人々は海外の美しい景色を楽しむが、やはり現地で大量の商品を買い込むだろう」との言葉を紹介している。同紙が取材した数人の市民も全員が「海外旅行の中でショッピングは大切な項目」と答え、米国旅行から帰って来たばかりというある男性は「1人約1万3000元(約22万円)の12日間ツアーに参加した。買い物は1日だけだったが、家族全員でこの日は2万元(約33万円)くらい使った」という。

記事はまた、より多くの中国人観光客を誘致しようと海外でさまざまな取り組みが行われているとも紹介。例としてビザ制度の緩和や中国的要素を取り入れたホテル建設、中国の警察と協力した観光客保護などを取り上げている。(提供/Bridge・編集/Yamaguchi)