「幸福の招き猫電車」イメージ(写真: 東急電鉄の発表資料より)

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 東急電鉄は9月25日より、玉川線開通110周年を記念して、沿線近くにある豪徳寺の協力の下、「幸福の招き猫電車」を2018年3月末まで運行させる。「玉電開通110周年記念イベント」の目玉イベントとして、「見て、乗って楽しい」趣向が凝らされている。

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 東急世田谷線の前身であり、「玉電」の名前で親しまれていた「玉川線」が開通したのは1907年3月。道玄坂上〜三軒茶屋駅間を結ぶ単線として敷設されたのが始まりだ。その翌月には三軒茶屋〜玉川駅間が、さらに8月には渋谷〜道玄坂上駅間が開通する。

 その後、1925年に同線の支線として三軒茶屋〜下高井戸駅間が開通した結果、1969年5月に玉川線は廃止となり、三軒茶屋〜下高井戸駅間は世田谷線と改称されて現在に至っている。

 世田谷線は同社唯一の軌道線であり、由緒ある旧跡名所や、漫画「サザエさん」ゆかりの商店街をはじめとする魅力的な商店街、玉電が走っていた当時の面影を残す街並みが色濃く残っていることから、沿線住民のみならずインバウンドのカスタマーにも愛され、利用されている。

 同社では記念イベントを盛り上げるべく、招き猫発祥の寺院として有名な豪徳寺の協力を得て、300系車両の車体をまるごと「招き猫柄」でラッピングした「幸福の招き猫電車」を走行させる。吊革には招き猫型の吊り手を配し、床面には猫の足跡をあしらう。走行区間は玉電開通当初に走っていた道玄坂上〜三軒茶屋駅間で、「幸福の招き猫電車」は空前の猫ブームと言われる今日、猫好きにはたまらないものとなりそうだ。

 他にも記念イベントでは、「福を招くねこ募集キャンペーン」として猫の写真をエピソードとともに募集、それを「福を招くねこ展」として豪徳寺に展示するほか、特設の顔出しパネルも設置、期間中はフォトスポットとして楽しめそうだ。さらに豪徳寺特製の絵付け前の素焼きの招き猫に自由に絵付けできる「招き猫絵付けワークショップ」を豪徳寺で開催予定だ。

 「玉電110周年記念商店街キーワードラリー」では、沿線にある11の商店街と連携してキーワードラリーを開催する。開催期間(10月1日〜11月30日)中に応募用紙付パンフレットを持参し、11カ所に掲示されているポスターに記載されているキーワードを集めて応募すると、抽選で記念品が当たるというもの。

 同社では記念イベントを通じて利用者への感謝を示すとともに、地域のさらなる活性化を図りたいとしている。