「東方経済フォーラム」で演説する文大統領=7日、ウラジオストク(聯合ニュース)

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【ウラジオストク聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は7日、ロシア・ウラジオストクで開かれた「東方経済フォーラム」への参加など2日間の日程を終え、帰国の途に就いた。

 文大統領はロシア訪問初日の6日午後、ウラジオストク到着直後に同国のプーチン大統領と首脳会談を行った。

 プーチン大統領の遅刻により、約30分遅れて始まった首脳会談では北朝鮮の核保有を容認できず、北朝鮮核問題は平和的に解決しなければならないとの認識で一致した。ただ、平和的解決のための具体的手段について、文大統領が追加制裁と圧力を主張した一方、プーチン大統領は対話への転換を主張し、立場の違いが浮き彫りになった。

 文大統領はプーチン大統領との会談に続き、モンゴルのバトトルガ大統領とも就任後初の首脳会談を行った。

 文大統領はバトトルガ大統領に北朝鮮への石油禁輸などを含む国連安全保障理事会の制裁決議案の採択での協力を要請したほか、韓・米・日・中・ロシア・モンゴルの6カ国の協議体である「東北東アジア平和協力体制」構想について説明した。

 7日午前には安倍晋三首相と会談し、北朝鮮の挑発を止めるため韓米、韓米日による緊密な協力が必要との認識で一致した。

 会談後は現地の韓国系住民約180人を招き、懇談会を開催した。

 また同日行われた東方経済フォーラムの基調演説で北東アジアを含むユーラシア地域の国々との経済協力に向けた「新北方政策」を説明し、実現に向けてまず韓国とロシアがガス、鉄道、港湾、電力、北極海航路、造船、雇用、農業、水産の九つの分野で協力していく構想を明らかにした。

 さらに北東アジアの国が協力し、極東開発を成功させることは北朝鮮核問題の根源的な解決策になるとの見解も示した。