7日、サッカー・ロシアワールドカップアジア最終予選を終え9大会連続の本大会進出を決めた韓国代表チームが韓国に帰国したが、国民からは冷ややかな視線が注がれているようだ。資料写真。

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2017年9月7日、サッカー・ロシアワールドカップ(W杯)アジア最終予選の最終節で、ウズベキスタンとアウェーで戦い引き分けた韓国代表チームが韓国に帰国した。9大会連続の本大会進出という「慶事」を韓国に持ち帰ったわけだが、他国の試合結果を受けての辛うじての予選突破であったことから、代表チームには国民から冷ややかな視線が注がれているようだ。

シン・テヨン監督以下選手たちがソウル仁川(インチョン)空港に姿を見せると、韓国メディアは一様に硬い表情の選手や監督の姿を写真で報じ、「ほろ苦い帰国」と見出しを打ち記者団に囲まれる監督の様子を伝えたメディアもあった。

またスポーツ朝鮮によると、帰国直後の定例行事である代表チームの解団式について、大韓サッカー協会は今回「世論の推移をみて取り消しも検討した」という。結局、9回連続のW杯本選出場という世界で6番目の大記録を達成したのだからということで式は予定通り行われたものの、協会関係者は「こぢんまりしたものにした」と明かしている。

式の様子については他のメディアも「ぎこちない歓迎イベント」「しっくりしない雰囲気」などと報じ、監督がチョン・モング大韓サッカー協会会長から花束を受けるシーンには「あきれたやつらだ」「まったく場の雰囲気を読めてないね」「この場で笑ってるやつは許さん」などネットユーザーから厳しい声が飛び、韓国のW杯出場決定の直接要因となったイラン−シリア戦に言及し「そんな式をやるよりイランに行って感謝イベントをすべきだろ」との指摘まで寄せられている。

今回の快挙達成に対し、レベルに応じて選手らに贈られる最高1人1億ウォン(約960万円)の褒賞金についても、批判の声が相次いでいる。聯合ニュースが「太極戦士(代表選手らを指す)たちが実にたっぷりと褒賞金を受け取る」と皮肉めいた表現で報じると、「とんでもない」「何にも貢献してないと思うが」「試合直後の胴上げはこの金のことを喜んでたのか」「庶民が1億稼ぐ大変さを知らないだろう」と怒りの声が寄せられたほか、こちらにも「褒賞はイランの選手にあげるのが正しい」との指摘がある。

また、「その金でヒディンクを招聘(しょうへい)してくれ」との声も数多い。「ヒディンク」とは、2002年W杯日韓大会で韓国代表をベスト4に導いたフース・ヒディンク元監督だ。韓国代表監督は、アジア最終予選での不振などを受け今年6月に前任のシュティーリケ氏から現シン氏に代わったばかり。シン監督が指揮したのは最終予選の2試合のみだが、そのふがいない戦いぶりに、韓国のサッカーファンからは早くも「かつての名将を呼び戻そう」との声が上がっているのだ。

シン監督は帰国後の会見で「これからは私が好きな攻撃サッカーをする」と本大会への抱負を述べたが、ネットユーザーからは「お疲れさま、もう休んで」「ヒディンクに譲ってください」「今まで嫌いなサッカーやってたの?これから攻撃って…笑うしかない」と冷ややかなコメントばかりが寄せられている。(編集/吉金)